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お金は、あるところに集まるもの | 全額損金タイプの保険の返戻率

保険料控除の書類を総務に出す時期がやってきて、多くの電話がかかってきたりするehokenです。各保険会社とも、問い合わせの専用ダイヤルが設定されています。

 

 

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全損タイプの積み立て保険

先日、ある法人に向けて、保険料が全額損金(全損)になるタイプの保険を比較していました。全額損金になる、というのは支払った保険料がすべて経費として計上できるものです。つまり利益からその分だけ差し引けるので、支払う税金が少なくなります。

 

全損になる保険には、いわゆる掛け捨ての保険だけでなく、実際はお金を積み立てられる保険の両方があります。一般的に、最初の数年間で解約すると、支払った額より返ってくる額が下回りますが、一定の年数だけ継続すると、支払った額を上回る額が返ってきます。

 

利益の出ている法人の場合、払った額よりも多く返ってこなくても、支払うはずだった税金を減らせているので、それを勘案してプラスになれば、得できるというわけです。

 

保険の飛躍的進歩で、1年置くだけで得できる

かつては、3年~7年とか、契約を続けていないとプラスにはならなかったものが、最近の保険では2年目ですでにプラスのものが登場しています。下のグラフは、先日試算した58才の社長の保険の実質返戻率です。

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3社の全損タイプの保険を比べたものです。縦軸が返戻率で、100を超えているというのは、支払った保険料が、返ってくるお金と節税できたお金の総額よりも少ない、つまり得できるということになります。横軸は契約してから解約するまでの年数です。

 

3社とも2年目で100%を超えています。ちなみに一番低いT社の保険でも2年目の実質返戻率は102.9%です。銀行の普通預金金利の1400倍以上になります。今見たところ、ゆうちょ銀行、みずほ銀行三菱UFJ銀行三井住友銀行りそな銀行は、0.001%でした。2年で2.9%ということは、年利は約1.4%です。お金の置き場所を銀行から保険会社に換えるだけで利子は1400倍以上とか、すごくないですか?

 

F社の保険はT社やM社と少し違うため、特性上、年齢が進むと返戻率が落ちてしまいますが、T社とM社の商品は10年間実質返戻率が増え続け、約130%にもなります。10年で資本が3割増えるということは、年利に直すと約2.6%にもなります。銀行でキャンペーン金利を使っても2.6%なんて、どこにもありません。住宅ローンが0.5%程度があるので、住宅ローンでお金を借りて、これらの保険に加入できれば、何もしないで5倍の利子が付くわけです。

 

年利として比較してみると、バブル期の利子並み

実質返戻率を元本を複利で増えたものとして、年利を求めると、下のグラフのようになりました。

 

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M社の保険で2年~3年で解約した場合、年利に換算すると5.6%以上というとんでもない数値になりました。バブル期の定期預金のようです。他の事業で利益が出ている会社という限定ではありますが、年利5.6%の預金をしたのと同じ効果になるわけです。

 

出ている利益の範囲なら、それを2年間見こせるならば、やればやるだけ得をできるわけです。バブル期の預金並みの高金利を得られるわけです。つくづく、お金はあるところに集まるんだなぁ~と、実感させられてしまうわけです。

 

保険は知れば知るほど、深い世界が広がっています。今ご自身が加入している保険にも、まだまだ知らない秘密があるかもしれません。少し詳しくしりたいと思ったらお気兼ねなくお問合せください

 

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