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何才で保険に入るのがお得なの? | 年齢による医療保険の保険料の違い③

本格的に寒くなってきましたね。駅のおそばがとてもおいしく感じるehokenです。てんぷらは先に食べてしまう方です。

 

 

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前回まで、保険は何才で入るのが得なのかということをテーマに、年齢ごとの保険料をグラフ化してきました。

 

 

ここまでをまとめると、

  • 若いうちは女性の方が高く、年齢が進むと男性の方が高くなる
  • 若いうちは保険料の上昇率は小さいが、年を取るととても大きくなる
  • 保険料の年齢ごとの上昇率は3~6%

といったところになります。

 

今回、題材として取り上げているのは某社の医療保険で、入院日額5,000円、入院手術が5万円、外来手術が2万5,000円、通院が5,000円、入院一時金が3万円、三疾病が入院保障日数無制限・その他の入院でも365日保障、先進医療の特約も付けています。なお、三疾病で特定状態になった場合に保険料の支払いは免除されます。

 

生命表を使って生涯保険料総額を算出

さて、今回は、月々の保険料ではなく、生涯に支払う保険料の総額は一体どうなるのか?といったことを考えてみようと思います。そのために、特定の年齢での平均余命が必要になります。これには、厚生労働省が毎年発表している生命表を使います(最新が平成29年度版でした)。

 

つまり、前回までで出した年齢ごとの保険料を12倍して年間保険料を算出します。そこに平均余命をかければ、生涯の保険料の総額がはじき出されるというわけです。だいたい、いくらくらいになると思いますか?

 

なお今回の保険の特約には10年で更新されるものがあるので、厳密には実際と差が生じます。また、保険料免除になる可能性もあるので、厳密にはズレがありますが、今回は無視しています。

20才で入ると男性約150万円、女性180万円

今回は50才までのグラフを作りました。若いうちは平均余命も約1年ずつ減り、割合としては70分の1とか60分の1とかなので、月々の保険料の上昇の様子とさほど大きな違いはありません。

 

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女性の平均余命が長いので、なおさら男女の保険料の差が大きくなっています。30代までは女性の方が月々の保険料が高いですが、平均余命も長いので、その差がさらに広がっています。今回作ったグラフのちょうど終わりの辺りで男性が女性に追いつきそうです。

 

なお、一番安くなるのは、男性は7才で約140万円、女性は4才で約160万円でした。ここでもすでに20万円ほどの差があります。

 

女性は比較的に上昇率が小さい

注目できるのは、女性は20代から40代までが比較的平たんになるということです。また上昇の傾きが男性よりもかなり緩やかになっています。男性の方が誕生日によって年齢が進んでしまうのを気にした方が良いのかもしれません。

 

次回は同じグラフで50才以降の部分を作ります。すこし驚く結果になっています。お楽しみに。

 

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