とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

お金はだれのもの?

保険はお金を受け取ることを考えるのが大事、、、、、ehokenです。

$やさしく賢く保険を考える ehoken

個人の保険を扱っていると、さみしい想いをすることも多い。

その人が正常かどうか、

判断力があるかどうか、

0か1ではないだろう。

白か黒ではないだろう。

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さらに、、、

Aさんに対しては黒だけど、、、

Bさんに対しては白、、、

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募集するかどうか、判断しなくてはならない。

告知書には、何も問題が現れない。

私が、ことを進めれば、問題なく進むかもしれない。

そんな人にあうことも多い。

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その日も、そんな人だった。

最初に会った日は、さほど問題がないように見えた。

自身の入っている保険があまり良くないことを知り、

入り直したいと言っていた。

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後日伺うと、、、

ちょっと???と思ったのは、

前に話したことをかなり忘れていたこと、、、

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テレビを見ながら、出演者についての話をしたり、、、

近所のコンビニのはなし、、、

少し遠い駅の話し、、、

少しぼんやりしていることはあったが、問題ないかとも思えた、、、

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しかし、やはり、いろいろ疑問点があった、、、

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それにしても、、、

彼の、

もらうべきお金は、

かれの自由にならないようになっている、、、

通帳も、、印鑑も、、、

もちろん、クレジットカードなどない、、、

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部屋にはパソコンもあり、大型の液晶テレビもあり、、、

だが、彼は彼のお金を自由には使えない、、、

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少なくとも私には、何度も彼のまともな瞬間をなんども見せてくれていた。

しかし、周りの人には、おそらく???な部分しか見せていなかったのだろう、、、

先入観があるせいか、おかしい人としか、みてもらえなかったのかもしれない、、、

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私が、彼をまともな人として扱ったことは、、、

周りからみれば、知的障害者をだまそうとした行為にみられてしまうのかもしれない、と思った。

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でも、彼は、「もっとまともな保険に入りたい」と思っていたのは確実。

彼は、自分の自由にお金を自由に使いたいと思っていたのも確実。

しかし、自分に与えられている以上に、自分がお金を持っているのを彼は知らされていない。

やがて、彼は年老いて、亡くなるだろう、、、

彼が使わなかったお金は、どうなるのだろう、、、

彼に、もっと楽しい思いをさせてあげたかった。

私にできる範囲で、彼に楽しさ、幸せを感じさせてあげたかった、、、

おそらくかれは、残された時間のほとんどを、部屋のなかだけで、

テレビをぼんやりとながめるだけで、

特にお金を使うでもなく、

誰か尋ねてくるわけでもなく、

単調な日々を送るのだろう。。。

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おそらく私に対して、かなりまともな態度だったのは、

非常に、非常に、、非常に、めずらしく、

新しく出会った人だったから、

非常に珍しく、まともにあつかわれた人だったから、、、

彼もがんばったのかもしれない。

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彼は、私に対してだけでなく、、、

誰に対しても、お金を自由には使えない。。。

そして、おそらく、自分が自分のお金を自由に使えていないことを分かっていない。。。

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一瞬みせた彼の、「働いてた頃は、お洒落だったよ」とか、「その駅まで歩くなんてとんでもねえよ」とか言ったときの、彼がそうなってしまう前のだろう表情・口ぶりが、思い浮かぶ。

そして、自身の財産、自身の身、自身の時間まで、自由にさせてもらえていないことを、、、なんだかさみしく思えた。。。