とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

大きな石を先にいれろ | 効率的な壺の使い方 | 時間を無駄にしない

スケートをしに行って、貸靴の左右を間違えてはいたのに気付かず滑り続け、足がしびれているehokenです。

 

 

今回は、どこで読んだのか忘れてしまいましたが、なんとなく思い出して、すでに書いたと思って探したところ、見つからなかったので、書き直しました。“成功をつかむには系”の本には良く出てくる話のようですが原典をしりません。ご存知の方がいたら、教えてください。

 

ある有名大学の経済学の授業で、学生たちが、試験勉強の時間が足りないとか、レポートが多過ぎて恋人と逢えないといった愚痴を言っていました。これを耳にしてしまった教授が、教室中に響き渡るような大声で言いました。

 

「諸君、これから一つクイズを出す。」

 

そう言って教授は、教壇の上に大きな壺を、ドスンと大きな音を立てておきました。そして、あらかじめ用意してあったこぶしより一回り大きいくらいの石を、丁寧に壺の中につめていきました。

 

つぼの口のところまで石がつまると、こう言います。

 

「さて諸君、石はいっぱいまでつまったかな?壺はいっぱいになったかな?」

 

学生たちは「はい」と答えます。しかし教授は聞き直します。

 

「本当にいっぱいか?」と言いながら、教壇の上に置かれた壺をゆすりますが、ぎっしり詰まった石はまったく動かず、追加の石が入る余地はありません。

 

学生たちは、これを見て、再確認して「はい、もう一杯です」と大きな声で答えました。

 

すると教授は、袋に入った細かめの砂利をスコップですくって、壺の上から振りかけました。砂利は、石と石の隙間を通って、壺の中に、さらさら入っていきます。

 

砂利が、壺の淵まできたところで、また教授は質問します。

 

「この壺は、もういっぱいか?」

 

学生たちは、今度こそいっぱいになったと思い、「はい」と答えました。

 

すると教授は、目の細かい砂を出してきました。壺の上から振りかけると、砂利の隙間に吸い込まれるように入っていきます。

 

そして、「この壺は、もういっぱいか?」と質問したのです。

 

学生は、今回もまだ裏があると考え、何も答えられませんでした。

 

すると教授は、授業中に飲むために用意してあった水差しから壺の中に水を流し込みました。壺の中の砂には、かなりの量の水がしみ込んでいきました。

 

「何が言いたいか分かるか?」

 

さっきまで愚痴っていた学生たちを睨むように見ています。睨まれた学生は「スケジュールを詰めていっても、かならず隙間は見つかる。隙間時間を有効に使えば、時間は今より多く使えるということです」と返事しました。

 

「なるほど、そう考える人もいるかもしれない。しかし、まったくの見当違いだ。そんな、時間ねん出法といった瑣末なことを説明するために、こんな大掛かりなことはしない」

 

「今の実験を、良く見ていて、気付いたことはないか?」

 

学生は「いっぱいになっているように見えても、実は小さなすきまがある」と言った。

 

「重要なところは、そこじゃないんだよ」と教授は言います。

 

「この壺を、諸君たちの学生時代、働いている時代、大きくみれば人生、と捉えて、見直してみてくれ」

 

「もし、この壺に、最初に砂利や砂を入れてしまったらどうなる?」

 

こぶし大の石をつかみながら、さらに話を続けました。

 

「ふちまで砂利や砂が詰まった壺に、この石が入る余地は残っていると思うか?」

 

「後から大きなものを入れるのは無理だろう」

 

「つまり、そういうことだ」教授はニヤッと笑いました。

 

「つまり、大きな石から順に入れていかなくては、後から大きな石を入れようと思っても、入れられずに、後悔だけが残るだろう」

 

「では大きな石とは、なんだろう」

 

「それは、仕事であり、勉強であり、スポーツであったり、、、人それぞれ違うだろ。しかし、その人にとって大切なことだ。これらを大切な順にやらなくては、後からやろうとしても、永遠にできなくなってしまう。くだらない瑣末なことに時間を割き、大切なことをおざなりにしたら、その大切なことをする時間は二度と得られない」

 

「私は、このことを言いたかったのだ。一番重要なことをする時間は今しかない。大切なものを先に、良く考えて、行うことが大事だ。後でやろうと思っても、それをやれるときは、永遠にこなくなってしまうかもしれない」

 

今回の話しに関係すること、ご質問、ご要望など、お気軽にメッセージください。今回の話に関係なくても、かまいません。