とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

ちょっとがっかり



やさしく賢く保険を考える


書店に行くと、マネー関連の定期刊行物が結構ある。




タイトルにある「がっかり」は、その定期刊行物の編集者とのメールでのやり取りで感じたこと。




・・・ちょっとそれは置いておいて、、、




世の中、株離れがかなり進んでいる。




今日は、投資顧問の大御所と打ち合わせをした。




かつて、“一世を風靡した”といえるほど有名な投資顧問行を営む人、、、




これまでの顧客のおかげで、細々と続けている様子。




すでに、私の知り合いの投資顧問(主に株式)のほとんどは、撤退、

非常にさみしいかぎり。


さらにその投資顧問の話しによると、さらに有名な投資顧問が亡くなった原因が、どうやら自殺だったらしい。


今日会った投資顧問はFXでのシグナル(売買の勧告)を、

新サービスとして、売り出そうとしている。




しかし、ネットの活用など、どうも時流に乗っていない様子。




ネットの力を信じないのか、思い切った投資ができない。




・・・打ち合わせを終え、オフィスでメールチェック




メールが届いたのは「最先端」を行く、マネーの定期刊行物の編集者。




挨拶のために、メールを送っていて、その返事。




なにやら、非常に警戒されている。




なぜか怖がられている。




「お宝保険」という言葉を金科玉条のように挙げ、

自身の保険が鉄板であるかのように表現して、

考えを崩されないように、守ろうとしていた。




また、別の編集者も、同様に「お宝保険」という言葉を使って、

保険を調べなおしたくないとのことを言ってきた。




正直なところ、「お宝保険」という言葉は、あまり良く知らなかった。




調べてみると、どうやら積み立て利率の良い保険らしい。




日本社であろうと、外資系だろうと、

利率の良い時代に加入した保険のことを、こういって、

大事にして、自身が入っている保険以外に置き換えるのを、守ろうとしているらしい。




でも、どうなんでしょう?




確かに利率だけを見ると、良いのかもしれない。。。




しかしその原資は?いくら積み立てられてるの?




定期保険が5000万円になっていても、

そこに利率がかかるわけじゃないですよ。




終身部分が100万円程度で、

保険料のなかの積み立ての割合が1%だったりしてないでしょうか?




30万円払って、3000円積み立てて、それに3%とかの利率がついたって、、、、




たとえば年間で100円くらいの利子、、、どうなんでしょうか、、、?


保険料そのものが1000円安くなるほうが良くないですか?


そんなのまで


「お宝」として言ってたりする。




「お宝保険」だといって思考停止してしまう前に、

そこまでちゃんと調べた方がよくないですか。。。



この原因のひとつは、、、



保険料のなかから、どの程度割合で積み立て部分に回すのか、

「世の中の景気情勢など」によってという言葉とかで

わかりづらくしている某保険会社のせいでもあると思う。




保険料全額が、積み立てられているって勘違されても、

責めるわけにはいかない。


というか、あえて勘違いをねらってる保険会社があるのかもしれない。


でも、、、、その勘違いを、、、そのまま世の中に広めないでもらいたい。



すでに、その「利率が高い=お宝保険」と思い込んでる人に、


何人か遭遇した。



「それでは、その利率が高い部分の積立金は、何年間でどの程度増えましたか?」


と聞くと、、、、、ほとんど増えてないのが現実。




・・・




先の投資顧問との打ち合わせに、話を戻す。




彼は、正直言ってすばらしい投資法をあみだしていて、実践している。




投資で設けているのに、ビジネスで大損している。




「何やっちゃってんの?」という感じなのだが、


自身のお客さんを増やすために、


投資で儲けたお金をつぎ込んでいる、、、、




それで、、、「お金がない」と、、、




なんだか空回りしているその人の熱気に押され、


とうとう言えなかったが、、、、




お客を増やしたり、、、、投資顧問ビジネスの拡大を考えたり、、、


そういうのは、あきらめて、


今のお客の単価を上げて、


自身の投資成績を上げるのが、


最良のビジネスモデルになるだろうと思った。




・・・




どんなにすばらしい投資法でも、




保険に関して、あまり正確でない考え方でも、




正しいのか、間違っているのかではなく、




影響力の強い人が言うと、


世の中は、なんとなく信じ込まされてしまう、、、


逆に、世の中に広めるノウハウがないと、


しぼんでいってしまう。。。




いろいろな業界で、そうしたことはあったわけだが、、、




内容が良いか、悪いかではなく、


いかに情報を操作できるかどうか、、、、


それが、重要なんだよなぁ、、、、って改めて感じた一日だった。




「保険を売ってる人の悪いイメージ」は、実際に調べなおしてできているのではなく、


影響力の強い人が、何度も繰り返して言ってきた結果なんじゃないかな、、、、


と思うと、なんだか気分が重たくなった。