生命保険の用語集:失効(しっこう)
あえて、あまり取り上げられない用語をとりあげることにしました。
契約前には、あまりこの言葉を聞かされないでしょうし、営業の担当者も、あまり触れません。
しかし、実際は、知っておかないと厳しい現実があったりします。
失効(しっこう)とは、保険料の支払いが遅れ、そのまま猶予期間が過ぎてしまった場合に、保険契約が効力をなくしてしまうこと。
失効してしまったあとは、復活という処理もできるが、そのためには、加入したときと同様に、告知や健康診断などが必要になってしまいます。
また、失効期間中は、何が起こっても、保険会社は保険金を払おうとしません。
ここで、問題なのは、「猶予期間」です。
猶予期間は、通常2か月あります(保険料を毎月払っている場合と、年払いとでは少し違います)。
つまり、保険料の払い込みを忘れても、翌月に失効になってしまうということにはなりません。
月払いの場合、その次の月のまる1か月だけ、払い込みを待ってくれます。
たとえば、2月の保険料を払わなかったとしても、3月末までに払い込めば、失効にはなりません。
年払いの場合は、翌々月の契約応答日までが猶予期間になります。
たとえば、3月中に契約した場合、5月の契約応当日までが猶予期間です。
3月10日の契約なら、5月10日までに支払われないと、失効になります。
もちろん、契約してからそれまでに病気になってしまっていたり、健康上などで問題があると、
失効から復活させられません。
最悪の場合、無保険の状態になってしまうので、失効には、十分注意を払う必要があります。
また、この失効について、、、、
契約前に、詳しく説明してくれる人はあまりいないでしょう。。。
まあ、なんだか、マイナスのイメージなので、当然かもしれません。
とすると、、、担当者は、いつ説明してくれるのでしょうか、、、、
証券が届いた後に、説明に現れるような担当者しか、説明してくれないでしょう。。。
残念ながら、この「失効」というものについて、詳しく説明してもらったという人が少ないのが、実情です。
でも、「えぇぇ、、、聞いてなかったよ〜、、、」では、済まされないのです。
といった意味からも、ちゃんとした担当者を通じて、保険契約を結んでください。