とっても素敵なほけんの話

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浜岡原発停止と、日本のイタリア化

国の決定で、浜岡原発が停止したわけです。


ここで、あらためて私が賛成とか、反対とか言うつもりはありません。


ただ、分かったことは、国の「なんとなぁ〜っくな意見で、一企業の大きな収益源の一つを潰す」ことがあるということ。


すべからく、日本の企業は危ないってこと。


日本に対して、最近よく言われる批判に「長期的なビジョンがない」というのがあります。


正直、、、無理だとおもうんです。


今の政府に、長期的なビジョンに基づく政策を求めるのは、酷なことです。


政府に能力が乏しいということ以上に、難しい局面でもあるし、、、


国としての寿命、、、国民性、、、という問題だと思うのです。


極限するならば、、、


長期的ビジョンを持てる人なのかどうかを見抜ける能力を、

国民の多くが持ちえない?と思えてしまうわけです、、、


そこが、アメリカやら、アジアの他の国と違うように思うのです。


日本は、ヨーロッパとか、ロシアの小国と、どちらかといえば、似ているわけです。


これからの発展よりも、過去の栄光を重視し、

じょじょに衰退する国ということを、まずは認めるところから、

次の一歩が始まるのだろうと思うわけです。


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浜岡原発の停止に反対する人も多くいます。


もちろん、賛成する人も多く知っています。


ずるいようですが、そのこと自体に賛成でも、反対でもありません。


ただ、、、、電気料金の値上げ、、、、これは、仕方ないことだと思っています。


生産に費用がかさむようになるなら、それは仕方ないと思うのです。


現在もかなり厳しい状態でしょうが、、、、長期的にみても、東京電力にとって、


値上げはかなりマイナスに働くでしょう。


すでに多くの企業では、節電に励んでいるわけです。


私は毎日、地下鉄とか電車に載ってるわけですが、


ダイヤの間引きはもちろん、空調を抑えてて、、、


不快なところを我慢させられて電車に乗っています。


でも、、、、我慢しているけど、、、乗るのをやめようとか思いません。


おそらく、鉄道会社は気づいているでしょう、、、、


無駄な電力を使わなくても、売り上げは落ちないってことを。。。


つまり、、、


電気料金が下がったとしても、、、、、


かつてのように、空調効かせ放題にするのは、無駄だと、、、


’長期的ビジョン’に基づけば、鉄道会社は、節電を続けることになるわけです。


おそらく、、、鉄道会社だけではないでしょう。


無駄な電気を使っていたことを気づかされる会社。。。


自動車会社、、、製鉄会社、、、食品会社、、、


多くが、電力会社が復旧しても、需要を元通りにしようとは思わないでしょう。


経営努力で絞りきれなかった部分を、さらに絞って、、、それを実社会で実験できたわけです。


それらの会社にとってみれば、かなり大きなメリットだったでしょう。


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ところで、、、、これが、、、贅沢至上主義の国だったら、どうでしょうか、、、


まあ、どこの国とはいいませんが、、、、


きっと、贅沢に空調を使わない電車に乗らない人が多くいて、、、


夜中に電気を煌々とつけていない店に行く人は減り、、、


なので、店舗は無理をしてでも、電気を使い続け、、、、


節約した会社から順につぶれていく、、、


、、、


残念ながら、、、そうした国は、これから、、、


日本とは違って、発展しているわけです。


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電力会社を始め多くの企業に対して、、、


結局、国の意見に左右されつつ、


その会社を、国民が潰すこともなく、


過去の栄光にすがって、営業するわけです。


社会全体がそうなるわけです。


世界からみれば、「伝統的な」都市が多く存在し、観光スポットは多くあります。


独自の「日本料理」も存在します。


少子化は歯止めか効かず、今後は人口の減少に拍車がかかり、

国力の低下は激しくなります。


しかし、特定の製品について、「日本ブランド」は絶対的な力があります。


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以上の点において、、、、


日本は、イタリア的な国になっていくと思われるわけです。


つなり、、、、


今後、日本企業の多くは、国内市場にしか魅力を感じさせられず、


その魅力も減退するかと思われます。


世界的なブランドになれるのは、現在すでにブランド化している企業だけでしょう。


逆に外資の企業の魅力は、強まるかと思われます。


日本企業の魅力は、色あせていき、、、、


相対的に、外資が注目されることは必至だと思えます。


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保険についても、加入者や、契約者に対して、


国内企業については、サービスを低下させざるをえない状況になるとおもわれます。


逆に、外資企業については、アメリカ並みな、顧客優先主義になっていくものでしょう。


今まで以上の格差ができてしまう、と考えられるわけです。