リスク細分型
保険はお金を受け取ることを考えるのが大事、、、、、ehokenです。
さまざまなリスク細分型の保険が登場してきている。
すぐに思いつくのは、自動車保険ではないだろうか。ゴールド免許所持者、仕事で使わない人、年間Xキロ以上運転しない人など、、、さまざまな条件を付けて、それぞれの人について標準より安い保険料で保険に入れるようにしている。
生命保険でも、こうしたリスク細分型の保険がある。一般的なのは、喫煙しているかどうか、健康かどうか(主には肥満度と血圧)。
たとえば、ある保険会社の定期保険。30才男性が65才まで保険金3000万円の保険に入ると仮定。
同じ保険でも、喫煙するかどうか、健康かどうかで、保険料は大きく違ってくる。リスク細分型だと、どの程度違うか想像つくだろうか?
標準の保険料は、1万2510円。タバコを吸うけれど健康な人ならば少し安くなって、8760円。
さらに、健康ではないけれどタバコを吸わないならば、7980円。
そして、タバコも吸わず健康ならば実に半額以下になり、5730円。
安くできるものは、どんどん安くしていこうという感じだ。
------
ところで日本人の喫煙率は、大きく下がってきている。平成20年、厚生労働省国民健康栄養調査では21.8%。平成21年、JT全国喫煙者率調査では、成人男性が38.9%、女性が11.9%。
特に大きく減っているのは男性。喫煙率ピークの昭和41年当時、女性の喫煙率は18.0%に対し、男性は83.7%。成人男性の8割以上が喫煙者という時代があったのだ。
ただ、残念なことに、男性は全年齢において減少しているのに、女性は20台、30台においてピーク時よりも増えている。女性の社会進出とか、女性の男性化とか影響しているのかもしれない。なお、前回のブログ「尊厳死、安楽死、自殺、、、それに保険」 を見ても分かるが、自殺率についても有意な性差があり、男性は女性の2倍程度高くなっている。もしも自殺保険というのがあるならば、女性の保険料は男性の半額とかになるだろう。