「なってください!」と言われたら、どうしますか?
保険はお金を受け取ることを考えるのが大事、、、、、ehokenです。
「保証人にだけはなるな」。。。こういわれたことありませんか?
しかし、保証人はさまざまなところで必要になります。
借金の申し込みはもちろん、学校への入学、会社に入社するとき、アパートへの入居、、、
親しい友人や、親類などからたのまれたら、なかなか断りづらいですね。
断ったりすると、そのあと気まずくなりますよね。。。
本心ではなりたくないのに、仕方なくなってしまうこともあるでしょう。
保証人にさせられる場合、自ら署名しなくてはならないですよね。嫌な署名は、嫌なものです。
でも、署名してないのに、保証人にさせられることなんて、あると思いますか?
自分が署名しないで、勝手に保証人にさせられたりしたらとんでもないことです。
署名してないのに、保証人にさせられることなんて、ありえないですよね。
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でも、それが、ありえるのです、、、
どんなケースかと言えば、相続です。
保証人としての義務も、相続の際に引き継がれるのです。
つまり、自分は署名どころか、何も意識してないうちに、勝手に保証人になってしまう可能性があるのです。
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たとえば、どんなことがあるかというと・・・・・・。
あなたの親の知人のAさんが事業をしていたとします。
そこで、Aさんが事業資金のための融資を申し込み、
金融機関から、Aさん自身以外で保証人が必要だとのことで、親に頼んできました。
あなたの親は、とても優しく、保証人を引き受けました。
その後、Aさんの事業は順調に成功しているようにみえました。
しばらくして、Aさんは引退して、会社を他の人に引き継ぎました。
また、あなたの親は、亡くなりました。
しばらくしたある日、突然あなたのもとに、督促状が届きます。
しかも、個人が普通に支払えるような額ではなく、とんでもなく膨大な額でした。
思い当たるのはAさんだけなので、相談しましたが、
すでに会社を引退しており、要領を得ません。
会社に連絡しましたが、のらりくらりとかわされて、まともな返事がもらえません。
金融機関の弁護士が、支払いを要求してきます。
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こんなことが起こってしまうわけです。
特に、このケースでは、保証人のなかでも、さらに厳しい連帯保証人となったことを想定しているので、
あなたへの取り立てはかなりきびしくなっているのです。
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多くの企業では、社長が連帯保証人になって、さまざまな融資を受けています。
その場合、社長の相続人は、企業とは全く関係なくても、債務を相続してしまうことになるのです。
社長と、その家族なんだから、債務を弁済するのは、仕方ないということ?
社長として会社を自由に動かしてきたんだから、亡くなったとしても、それを遺族が償うのは当然?
お金を貸した側からすれば、社長が亡くなったわけで、企業としても価値が下がるかもしれませんし、
貸してるものは、すぐに帰してもらいたいですからね。
家族としては、仕方ないのかな、、、
と思いそうですが、
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そんなことはありません。
多くは、これを保険でカバーするのです。
社長の生命保険で債務をカバーし、遺族に請求がいかないようにしておくのです。
また、場合によっては、融資の条件に社長の生命保険を要求するところもあります。
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保険には非常に大きな力があります。
人を不幸にしないため、知らないところに植えられた不幸の種が芽を出し、葉をださないように、
未然に防ぐチカラがあるのです。
しかしそれも、作り方、使い方を間違うと、チカラが半減してしまったり、
場合によっては、ほとんんど役に立たないといったことにもなってしまうのです。
保険は、受け取ることをちゃんと想定して、危険、不幸、リスクを防げるようにしておくことが大事なのです。
今回は、個人保険ではなく、企業保険の入門的なお話しになりました。
ご感想など、いただけると幸いです。