身近にあるもの | 保険屋さん=死神? / 天使? | 心筋梗塞
セカンドオピニオンを聞いてきて、体の力が抜けてるehokenです。
前回のブログで、微塵も予想してなかったことが起こったりする、、、悪いことはいつ起こるかわからない。しかし、私たちは職業柄、そうしたことに比較的多く触れているのです。---なんてことを書きました。。。
先日も、一緒に営業をしていたコンサルタントにこんなことがありました。
実は、その前に、私のお客様で、とても元気なお母さんで、生まれて80年、病気をしたことがない、入院なんて、想像もつかない、、、という方から電話があり、、、、、雪で滑って骨折して入院、、、、その給付請求について話していたところでした。。。
そのコンサルタントは、、、「私も1本電話していいですか?」といって、電話し始めました。
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「えぇぇえっ!」
何かに驚いている様子です。
「それでは社に戻って、保障内容をご確認して、必要な書類の手配をします」
とのこと。
それから、しばらく何か会話していましたが、私は次の営業先の資料を見たり、地図を確認したりで、詳しく聞きませんでした。
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彼の電話が終わって、私は、、、「どうしたの?」と声をかけると
「お客さんが、3日前に亡くなったんです、・・・・」
この若いコンサルタントは人の死を目の前にして、かなり動揺しショックを受けてました。
彼の話は以下のようでした。。。
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一昨日、お会いする約束があり、待ち合わせ場所の喫茶店に時間より10分早く到着して、
まっていました。
やがて、約束の時間になり、、、お客様は現れません。。。
時間は流れ、、、10分、20分と過ぎていきます。。。
電話をかけても通じません。。。
辛抱強く1時間以上待ちました、、、、
さらにしばらくして、、、、(すっぽかされたか、、、何かあったのかなぁ、、、)と思い、
この日は会うのをあきらめて、オフィスに戻りました。
コンサルタントの自宅と、そのお客様の自宅は近く、「いつか一緒にカラオケに行きましょうね」というまでの間でした。
約束を破るなんて考えられず、、、その後も何度か電話していたのです。
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それが、、、やっと通じて、、、、
電話に出たのは、その方の長男でした。。。
そこで初めて、、、「母は心筋梗塞で倒れて、、、病院に運ばれたときは、すでに息を引き取ったあとだった」とのことでした。。。。
会う約束だった前日です。。。。
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そのコンサルタントは、ある意味、胸をなでおろします。
「その方は死亡保障とがん保険に入っていて、、、
次に医療保険に入ろうと検討していたんですよ、、、
でも、『死亡保障なんていらないわね』なんて言っていて、
そこでういたお金で医療保険に入ろうとしたんですよ」。
?死亡保障 → ?がんなど大きな病気の保障 → ?すべての入院の保障
この順序で保険に入るのは、理にかなってると思います。
?を抜かす人も多いですが、ちゃんと?を備えてから?に進むというのは間違えではないでしょう。
お金が十分にあれば、?を削るのも間違えとはいえません。。。
でも、、、私たちからすると、、、、
万が一のことが起こった場合に、、、とてもつらいことになるのです。。。
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おそらく、彼が予定通り面談していれば、、、
お客様からの強い要望で、死亡保障はなくなっていたかもしれません、、、。
でも、そうはなりませんでした。。。
ご遺族に死亡保険金のご案内ができ、、、少しでも心の支えになるのではないか、と思います。
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彼は、頭の片隅にでも、お客様のことを疑い、、、「すっぽかされた、、、」
なんて考えてしまったことを強く反省してました。。。
彼が、そうしていたころ、、、
そのお客様は、、、、天国からみていたに違いありません。。。
あと1日、、、会うのが早く、、、死亡保障を取り外していたら、、、、
何かの偶然で、受け取ってもらえるようになって、、、よかったのかもしれません。。。。
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私たちは、、、このような仕事をしていると、、、
普通には「めったに起こらない」ことが、、、、
普通の人の何倍もの密度で起こったりしています。
みなさん、自分の身には何も起こらない、、、と思うのですが、、、私たちの身の回りでは、頻繁に起こってたりするのです。。。。
万が一、、、めったに起こらないこと、、、、そうしたことに備えることが大事ですよ、、、と私たちが強く言ってしまうのは、、、、こうしたことが頻繁にあるためなのです。。。
不快に感じるとは思うのですが、、、でも、、、こうしたことを何度も経験しているゆえの、、心の奥底からの言葉だったりするのです。