破産 と 倒産 の違いって、 何でしょうか ?
とても久しぶりに、おいしい焼肉を食べて、一日で太り気味のehokenです。
以前に『相続破産』ということを書きました。
でも“破産”というのは、ほど遠い世界と思っていませんか?
そもそも、“破産”って何でしょう?
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この言葉は、法的手続きにおいて、よく使われます(実は私の親、特に母親は、差し押さえの執行官を、何度もしていたりしました。。。)。
どのようなことかと言うと、
借金をしていた人が、返済不能になり、その人の財産を債権者に平等に振り分ける、、、これを破産手続き、と言います。
つまり、破産とは、、、、借金が返済不能になり、現在の財産を、必要最小限を除いて、取り上げられる状態をいいます。
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これに対して、よく聞く言葉として、“倒産”があります。
多くの人は、この二つの言葉を区別せず、使っているのではないでしょうか?
もしくは、法人の破産が倒産、、、という認識の人も多いのではないでしょうか。。。
倒産は、法的な判断ではなく、たとえば東京商工リサーチ社など、民間の調査会社が、債務支払不能を判断して、“倒産”を判断するものです。一般的には2回の不渡り手形を出した時点で、倒産と言われます。
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なので、、、“あれ?この会社、悪いことして倒産したんじゃなかったっけ?なんで、また世の中に出てきてる?”とか、、、
“懐かしい会社だな、、、でも、前に倒産したって、、、ニュースになってなかったっけ?”ということ、ありませんか?
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倒産といっても、、、会社が完全に“解散”することはなく、“民事再生法”や“会社更生法”などに従って、政府や公的機関を主導の元に、債務者への負担(迷惑)を最小限度に抑えつつ、企業の再生を目指す方法が選択できるのです。
イメージとして、法人の倒産は、個人などにおける破産の一歩手前なわけです。
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相続について記そうとしていたのですが、、、一つ一つ、言葉の解説を丁寧にしておく必要があると思い、今回は、“破産”について記しました。
相続で、、、
節税のしすぎで、、、破産しないように、、、、
こういった時、、、“破産”の意味がしっかり把握されているのと、そうでないのとでは、、、理解の深さは大きく変わってくると思うのです。
細かいところまで、面倒だなぁ、、、と思われるかもしれませんが、、、どうぞご理解ください。
いつか、私とお会いして、面前でご説明するときは、こんな面倒なご説明はいたしません。あなたの理解度を、雰囲気で察して、最適なソリューションを、それとなくご提案します。
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あなたに、お会いできる日まで。。。
では。