心地よい保険
みなさんは、自身の保険に心地よさを感じていますか?
たいていのモノには、心地良い/悪いというのが、あります。
保険にもやはり、心地良さはあります。
とういった部分に心地よさを感じるか、
それは人それぞれ。
心地よさは理屈じゃないんです。性能や機能じゃあないんです。
でも、確実に感じるものです。
私は、心地よさも、保険がフルパワーを発揮するために必要だと思っています。
さらには、心地よさこそ、保険の持つパワーの重要な一つだとさえ思ったりします。
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私は、この仕事をする前、企業にコンピュータのシステムを売る会社にいたことがあります。
企業で大きなものを買う場合、複数の製品を綿密に比較・検討して、購入を決めます。
購入までに何年もかかることも珍しくありません。
購入を検討する企業は、「こういったものを必要としてる」ということを細かく書いて、
類似する製品を販売する複数の会社に送り、競わせるのです。
そして、そのなかで最も良いものを購入するわけです。
比較項目としては、要求した機能を持っていることはもとより、スピード、便利さ、トラブル時の対応、、、、
さまざまな点で比較します。
もちろん、価格も大きなポイントの一つです。
しかし、表面にはなかなか出てこないのですが、「心地よさ」というポイントが実は一番大きかったりするのです。
画面の切り替わりの速さがちょうどよかったり、ボタンの配色や位置だったり、グラフ表示のちょっとした空白の大きさだったり、、、、
さらには、購入する企業の担当者と、販売する側の営業担当者のウマが合うという点も重要だったりします。
そうしたものは、なかなか、性能や機能としてあらわすことはできなかったりするわけです。ましてや数値としてあらわすことはできないのです。
そうなったとき、実際のビジネスの現場では、どのようなことが起こるかというと、、、、
購入を検討してくれている企業から、次のように相談を受けるわけです。
「実は、もう購入したいと思ってるんだけど、A社の製品とコンペ(比較)してるんだよね。で、A社の製品に対して、絶対に優れてる点とか、いくつか上げてもらいたいんだ。。。」とか、
また、購入を決定するのが、その人の上司だったりすると、
「A社の製品に対して優れてる点を、特に“ランニングコスト”という言葉を多用して、説明するプレゼン資料を作ってよ。実は上司は、ランニングコストをとても重視するんだよ。。。でも私は、あんまりプレゼン資料つくるのうまくなくって、、、、」
なんてことになります。
その担当者が、役員たちを口説く手伝いをすると同時に、その担当者が(プレゼン)能力のある人と、社内で認められるようにしてあげるわけです。
つまり、実際は、性能や機能よりも、心地よさが一番重要だったりするのです。
そして、さらにいうと、、、、
私は、その前に、さまざまなコンピュータのシステムの性能をまとめた本を作っていました。
その本は、自分たちでシステムを導入しようとする人たちが多く読んでくれていました。
そして、その本の編集部では、
購読する料金がとても高額だったということもあり(年間で30万円とか、、、、)、
読者からの質問を、本を作る側の編集部の人が当番性で、直接受け付けていました。
多くの質問は、
「この製品の、この機能は、どのようなことができるの?」
とか、
「この性能は、実際につかったときに、どの程度のものなのか?」
といったものでした。が、、、
なかには、
「B社の製品を購入することはきまってるんだけど、A社の製品と比較して、決定的に優れている点は、
なにですか?」
といった質問がきたりしていた。
単純に製品のスペックを比較しただけでは、表面化しない“心地よさ”が、購入を決めた要因で、
後付けでスペックの違いなどの理由を見つけようというのだ。
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さて、生命保険について、こうしたことは、当たり前のようにあることだし、逆に心地よさこそ、最も重要とさえ思えたりする。
担当者とウマがあうかどうか、、、、かなり重要かもしれない。
保険自体の性能、機能などは、実はそれほど変わらなかったりするが、
さまざまな情報を、こまめに伝えてくれたり、
請求の仕方を、ことあるごとに指示してくれたり、、、
そうした担当者がいなくては、保険のチカラを発揮できない。
気軽に話せる担当者、保険に情熱をもって、保険のことに詳しい担当者、そうした人から保険に入ることが、
個々の細かな保険の機能の差より大事なことが多い。
みなさんの保険は、そうした担当者から入ることができたでしょうか?
入った後で、使い方や、請求の仕方、、、給付のもらい方など、詳しく教えてもらってますか?