とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

がん保険、再発したときにもらえる給付金

がん保険に対する注目が高まっています。


がん保険は、名前そのもので、ガンになったとき、ガンの治療に対して支払われる保険です。


なんと分かりやすいのでしょう!


しかし、この保険も、名前の分かりやすさとは裏腹に、使いかたに結構注意が必要です。


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がん保険の、死亡給付金を受け取るために、コツがいることは、これまでに触れた。また、あちらこちらで見かけるようにもなりました。


ほかにも、ちゃんと保険金を受け取ってもらうためには、さまざまなコツ、情報が必要になります。


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「うちの家系は、がんの家系」とか、「私はがん体質」なんて言葉、きいたことありませんか?


それが、どこまで医学的に解明されているか、把握してませんが、たしかに、


がんにかかりやすい人、かかりづらい人、というのは存在するようです。


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では、1度がんにかかった人は、上記2つの体質のうち、どちらでしょうか?


がんにかかった人は、厳しいことかもしれませんが、がんにかかりやすい人、ということになるでしょう。


つまり、一度がんにかかったら、ほかの人より、がんにかかりやすいというわけです。


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世の中のがん保険には、診断給付金が生涯で1度しか受け取れないものが売られていたりします。


見た目の価格を下げるために、戦略的にでっちあげた保険(と思っています)。


つかえるかどうか、加入者のためになるかどうか、というのは無視して、


主にネットでの価格比較や、価格至上主義のメディアに向けたアンチテーゼの保険

(と考えている)。


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一度ガンにかかった人は、ガンにかかりやすいと分かっているのに、


もう2度とガン保険に入れず、診断給付を次はもらえなくしてしまう、


血の通わない保険(と感じている)。


しかも、以降の保険料を免除するものは、1社だけ、、、、


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つまり、次にガンにかかるかもしれないのに、


それから死ぬまで、びくびくしながら、


ガンでの入院給付だけのために、


保険料を払い続ける、、、、、という虚しい保険。。。と思う。


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1度しか診断給付を受けられないタイプに入っている人がかなりいるので、


ここまでは、、、、どうにか控えめな表現をしていました。


さて、ここからは、複数回の診断給付を受けられるガン保険についての話しです。


1回だけの保険に入られている方は、流してください。


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クイズです。


次の場合、診断給付は何回もらえるでしょう?


?最初のガンが見つかってから、3年で完治。それから5年後に、別の部位にガンが見つかる。


?ガンが見つかり入院。手術をして退院。入院から8ヵ月後、経過観察中にガンが見つかり再入院し手術。


?ガンが見つかり、1年半で完治。しかし、退院から5ヶ月後に別の部位にガンが見つかり、入院。1ヶ月以上の入院生活をすごし、退院。


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どうでしょう?、?〜?まで診断給付金は何度受け取れるでしょうか?


どれも、ガンと診断されているのは、2回です。


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答えは、ガン保険の、製品ごとに違います。


特定の会社、保険を取り上げるのは避けたいので、


具体的な商品名、社名を上げるのは、避けようと思います。


そうすると、正解が分からなくなってしまうので、


ここでは、A社の保険ということにします。


A社のガン保険は、診断給付金について、「2年に1度を限度に、、、」と書かれています。


つまり、2度目のガンで診断給付を受け取るためには、最初にガンと診断されてから2年以上あけてから、別のガンと診断される必要があるわけです。


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それでは、クイズを見直しましょう。


?について。

最初にガンと診断されてから、3年(完治まで)+5年(健康だった期間)後に次のガンが見つかったということ。


つまり最初のガン診断から8年経っているので、当然2度目のガン診断でも、給付金はもらえます。


?は2回です。


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?はどうでしょうか。


最初にガンと診断されて、次に再発が見つかるまで8ヶ月です。


2年に一回が限度なので、これは1回しかもらえません。


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さて、


?が問題です。


最初のガンが見つかって、1年半+5ヶ月後に、次のガンが見つかったわけです。


つまり、最初のガン診断から、1年と11ヵ月後に次のガンが診断されたわけです。


「ギリギリでアウト!」もらえないよ、、、と考えてしまいますよね、、、、


しかし、良く考えてください。


1年と11ヵ月後から、1ヶ月以上入院していたわけです。


つまり、入院期間は、


1年11ヵ月後〜2年以上後


となるわけです。


何か気づいてくれたでしょうか?


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つまり、入院しているあいだに、


最初のガン診断から2年以上という月日が流れているのです。


入院しながら、最初のガン診断2年と1日目を迎え、そのときはガンを患っているのです。


この日に、ガン診断の給付金が受け取れるようになるわけです。


したがって?は2回となるわけです。


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ところで、、、、ここまで、分かってもらえたでしょうか?


分かってもらえたことを前提に、次に進みます。


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これも、もしかしたら、何度か書いたかもしれませんが、


保険は、請求しないともらえません。


宝くじや馬券と一緒です。


もらえる条件に当てはまっていても、


請求しないことには、受け取れません。


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生命保険会社が、


最初のガンの診断から2年経った後


「再発してますか?」という電話をかけてくれるわけではありません。


自分から請求しないとダメなのです。


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なので、、、、


せっかく診断給付を複数回もらえるタイプのガン保険にはいっているならば、、、、、


何ヶ月/何年に一度を限度にもらえるのか、確認してください。


その期間後は、診断時だけなのか、、、、それとも、?の例のように治療中も診断とみなされるのか?


自分を担当してくれた保険のコンサルタントが知っているかどうか怪しい場合は、


直接保険会社に問い合わせちゃいましょう!


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知識のないコンサルタントも結構います。とても残念なことですが。。。


さらに、、、、、


自分の仕事を増やすのが面倒などという理由から、


事実ではないことを言うコンサルタントもいたようです。


自分の担当のコンサルタントが、安心できないなら、


保険会社のコールセンターに尋ねたほうが正確です。


コールセンターのほうが、厳しく規制されているためです。


もちろん、信頼できるコンサルタントに担当してもらえているなら、


気のおけないコンサルタントの方が、さらに追加の情報などを


提供してくれることもあります。


寂しいことですが、信頼にあたいしないコンサルタントなら、

コールセンター、信頼できるならコンサルタントに問い合わせて、

診断給付の支払限度期間が来たとき、

自分が受け取れるか、確認してください。


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複数回の診断給付、、、、


これも、多くの人が受け取ってくれてないのです。


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がんサポート情報センターによると、


ガンの再発率は、かなり高いようです。


1期ならば再発率は1割以下だが、2期になると3〜4割、3期以上になると半分以上の人に再発するという。


と書かれていました。


しかし、、、A社では2回以上の診断給付を受ける人は8〜9%程度。


どう考えても、少なすぎます。


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複数回の診断給付があるなら、2度目の診断でも請求してください。


遠慮して、請求しないなんてもったいないです。


2年たっているかどうかは、保険会社側に調べさせましょう!


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わたしは、どうにかして、多くの人に、少しでも多くの保険金、給付金を受け取ってもらいたいと考えています。


そして、保険のチカラをフルに発揮させてもらいたい。


できれば、それによって不幸をできるかぎり小さくしたい。


それが、私の切なる願いなのです。