とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

びっくりですわ!

保険はお金を受け取ることを考えるのが大事、、、、、ehokenです。
学資の積み立ては十分ですか?確認しましょう
tro.info/itsuka.htm


$やさしく賢く保険を考える ehoken

今日、私のところに資料が届いた。

恐ろしくなる内容!驚いてしまう。こんなことしてるところがあるんだぁ?????
といった感じだ。

送信元は、某保険代理店の法人保険事業部からだった。

私は、この仕事の前は、自身で会社を興しており、その会社名でいくつかの保険代理店に資料請求をしていたりする。

今日届いた資料も、おそらく過去に資料請求した保険代理店からのもの。

何がびっくりって、、、、

法人向けのガン保険の駆け込み需要があるということ、、、

それを止めるのではなく、さらに煽っている、、、

私(正確には、元の私の会社)にも、今のうちに入らないか?と勧誘してきた!!!

・・・

この代理店は、本当のことを知らないのだろうか???

それとも、知っているのにウソをついているのだろうか???

紙には「これが最後のチャンスかもしれません」という文字が書かれているだけでなく、
太字にまでなっている。。。

場合によっては、数年後に訴えられるのではないだろうか、、、

こういう「保険屋」がいるから、保険の営業の全部が、同じ目で見られてしまうように思う。

どうか、やめてほしい、、、、

そして、このブログは、法人の保険担当者は読んでないだろうが、

もし読んでいたら、こうした代理店に騙されないようにしてほしい。。。

・・・

超簡単に説明すると、、、

支払った保険料が積み立てられるガン保険が法人向けには存在します。

しかし、ガン保険は、支払った保険料には税金がかかりません。

つまり、利益になるはずだったお金で、ガン保険の保険料を支払うと、
利益は積み立てられて、税金はかからない、という、
おいしい思いができるのです。

過去にも、長期障害保険とか、定期保険、逓増(ていぞう)定期保険などで、
同じようなことができました。

・・・

積み立てたお金は、保険を解約するときに受け取ることになり、
そのままでは帳簿上で利益になるわけで、そこで税金がかかってくるわけですが、
支払った年度では、課税逃れにもみなされるわけです。

そこで、これまで、長期障害も逓増も、課税が見直され、
税金がかかるように変更があったのです。

ガン保険についても、2011年11月に生命保険協会に税務の見直しが告げられたのです。
おそらく来年には、税制の変更があると思われます。

・・・

ここまで、、、ちょっと話が複雑になってしまいましたが、
どうでしょう?
簡単に言うと、
「これまでも課税されない保険があって、それを国税局がつぶしていること。
今回はガン保険がその対象になっていること。
だから、課税を逃れるために今のうちにガン保険に入っておけという保険代理店があるということ」

・・・

なぜ、「今のうちにガン保険に入っておけ」と、その代理店は言っているのかというと、、、

前回に税制がかわった逓増(ていぞう)保険を例にして、

すでに契約成立している分については、

今後の保険料の支払いも、これまで同様に非課税にするよ、、、

と優しい国税局を想定しているのです。

逓増保険では、実際にそうなったのです。

・・・

でも、逓増保険というのは、本当に特殊な保険で、

一般的には、契約してから5〜10年で解約して、お金を受け取らないと、

支払った保険料が無駄になるものなのです。

また、一つの契約の保険料が、非常に大きくなり、

年払いで数百〜数千万、、、場合によっては億に達するものも珍しくないのです。

なので、政府も慎重になり、生命保険協会に打診をした後に、

パブリックコメントをとり、

いきなり、税制改正後の保険料支払いから課税を変更する、とはせず、、、

既契約については、契約時の課税方法を続けることにしたのです。

・・・

ところが、ガン保険はどうでしょう?

契約後、特定の年に解約しないとお金が戻ってこないということはありません。

一つの契約あたりの保険料は、逓増保険ほどに大きくはありません。

逓増保険のような特別措置がとられるという可能性は低いと言えます。

・・・

つまり、これまでの慣例通り、長期傷害とかと同じように、

法改正後、次に支払う保険料から、1/2損金で、1/2は課税されるということになる公算は高いのです。

今特殊なガン保険に契約しようが、昔に加入していようが、

税制が変わったら、次の保険料支払いから、課税される可能性は高いのです。

・・・

それを、今契約したものについては(逓増と同じように)、特別措置がとられるので、
駆け込みで契約が増えてるとか、
あなたも今のうちに契約しましょう的なこといってきているわけです。。。

・・・

この代理店は、税制変更後に、ガン保険に特別措置がとられなかったら、
どんな顔をして、このレターを送った会社に会いに行くのでしょうか?

このレターを信じて保険にはいってしまったら、、、
かなり悲惨な目にあうでしょう。。。

レターには、「予想であり、確定事項は一つもございません。」とも書かれています。
もちろん、こちらは太字ではなく、ページ本文の一番最後の行だったりするのですが、、、

この辺を言い訳として、

(実はすでに分かっている)予想違いの追求から逃れる道を作っていると思っているのでしょう。。。

・・・

でも、、、保険会社のイメージを高めたいと思っている者としては、、、、

どうか最初から外れると思っている予想を広めて、

それで保険加入をあおるのは、やめてほしい、

ウソの予想はやめてほしい、、、

もし、ウソになると分かっていないなら、、、

もう少し過去の例を勉強してから予想をしてほしい、、、

前の逓増が特例措置だったのを知らない(なんてことないだろうが)なら、

さらにその前を勉強してから、お客様にたいしてレターを書いてほしい。。。

・・・

どうか、、、、上記したような保険屋さん、保険代理店は、おそらく少数だと思うので、

ほとんどの保険会社や、保険代理店は、ちゃんと勉強したうえで正確な情報を提供しますし、

ウソの情報で加入をあおったりなど、絶対にいたしません、、、

どうか、ウソや無知にまぎらわされないようにしてください。