ブラキオサウルスの時間、オオスカシバの時間
冷たい「もりそば」にするか、温かい「かけそば」にするか日々悩むehokenです。
みなさんは、人と待ち合わせるとき、どのようにして時刻を指定しますか?
私は例えば、「朝の10時」とか、「14:30にXXで」とか伝えて、決めてます。
最近、「たしかにぃ〜」っと思ったのは、
時間の単位は、時代とか、、、場合によっては、その人とかに拠る、、、ということ。
つまり、私の手帳には、15分刻みで目盛りがあるわけだが、人との待ち合わせに、15分刻みをつかったことはない。
XX時ちょうどか、XX時半、、、
でも、もっとシビアな人ならば、XX時15分とか、いわゆる「クオーター」を使う人もいるだろうし、もっと厳しい人ならば、秒で約束する人もいるかも知れない、、、XX時YG分00秒に・・・とか、XX時YG分30秒・・・とか。
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こんなことを思ったのは、江戸時代の時刻を調べたため。
江戸時代は、なんとなぁ〜っく、一日を12個に分けて、それを「一刻」としていたらしい。
しかも、日の出から日の入りを6つに分けていたので、季節によって「一刻」の長さも変わる。
もちろん、「丑三つどき」とかにあるように、一刻を4つに分けて、細かい時間を表す手段もあったわけだが、、、おそらくほとんどの人は、待ち合わせとか、時間の意識としては、約2時間の「刻」を使っていたのだろう。
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心臓の鼓動速度と寿命、、、そしてその生命が感じている時間の概念、、、それらは深い関連があるという本をかつて読んだ。読んだ方も多いだろう。
恐竜と、今の動植物、、、
江戸時代と、現代、、、
時代を考えると、、、、、
同じ人間でも、おそらく江戸時代は、2時間とか「1刻」が普通の感覚での、待ち合わせとかの時間の最小単位だったのかと思う。
現代は、例えば私の場合なら、30分が待ち合わせ時間の最小単位になっている。朝10時に逢うか、10時半にするか、、、、。しかし、これまで、10時15分を指定して待ち合わせたことはない。
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しかし、もしも時計が、1時間単位ではなく、2時間とか4時間だったら、、、、
しかも、2時間とか4時間が季節で変わっていたら、、、、
昼の長い時期は、1時間が長く、短ければそれだけ短くなるとか、、、
人との待ち合わせは、もっとアバウトになっていただろうし、
それについて、遅れたといって怒る人もいないし、
早すぎると思って、無駄に時間をつぶす人もいないだろう。
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今日は、オフィスから少し遠い駅で待ち合わせ。
私は、個人のお客様は、ほとんどご自宅にうかがうようにしているので、
今回のように、駅で待ち合わせというのはほとんどない。
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実は、乗ろうと思っていた電車に乗り損ね、自分の頭の中では遅刻だった。
待ち合わせの駅には、2分ちょっと前についた。改札にも1分30秒は余裕があった。
待ち合わせの人は見えていない、、、。
3分ほど過ぎて、相手がにこやかに現れた。
逢えてよかったーという気分だった。
自分は人を待つことについては、すでに苦痛を思わなくなっている。
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ただ、、、時間の単位というものを考えてみると、、、
もっと相手のことを知るべきなんだろうと思った。
例えば江戸時代の人、、、、
最小の時間単位は、一刻の1/4、、、
普通は待ち合わせに一刻(2時間)単位。
「じゃあ、今度は2日後の六つ時で」なんていわれたら、、、
2日後に、そろそろ暗くなるかなぁ〜なんてころに待ち合わせ場所に行く必要があるわけで、、、
あたりが真っ暗になって、それこそ静まりかえるくらいまで、「時間通り」と思って待たなくてはならないだろう、、、
もし、このブログを読んでくれている人のなかで、秒単位で仕事をしている人がいたら失礼かもだけど、、、待ち合わせに秒は使わないだろう、、、つまり、明日の14:26の37秒にXXで、、、とか、、
また、分についても、せいぜい5分単位だろう。私の感覚では、待ち合わせの最小単位は30分だ。
つまり、時計の単位は時代が進むと細かくなっていくだろう、、、人々の時間の感覚も、細かくなっていくかもしれない。
実際昔の人は、大まかな時間単位は、今の2時間だった。現代人の、、、自分で考えるなら、、、時間単位は30分だ。4倍に細かくなっている。。。
一説に、心臓の鼓動と、時間の最小単位は比例する、と聞いたことがある。
つまり、心臓が小さく鼓動の速いネズミと、鼓動の遅いゾウでは、見えている時間が全くちがうのだと、、、
つまりネズミとゾウが同じ14時で約束したとしても、
ネズミ(現代人)は、13:59 50秒 〜 14:00 10秒までなのに対し、
ゾウ(江戸人)は、12:00 〜 16:00 だったりするのだろう。
時間というのは、誰にも普遍ではなく、その生き物固有の時間があるし、
時代や地域、、、さらには、その人がどのような仕事をしてるか、どのような価値観をもっているか、によって、ちがってくるだろうなぁ、、、
なんてことを思った一日でした。