老い 最後にできること
年末まで体調を崩して、やっと復活したehokenです。
人はだれでも老いるもの。
身近な人でも、赤の他人でも、
そして自分でも。
身近な人が老いていくのはつらいもの。
そして、その老いを本人に告げるのは、さらに辛いこと。
でも、それを、周りが思っているいる以上に、本人が受け入れているのをしることも、もっと辛いこと。
---------------
今日は、親と、初詣に行った。
その神社には、参拝までに、石段がある。
石段を目の前にして母は、つらそうな顔になった。
そして途中で、つまづき、手をついた。
帰り途ぽつりとこぼした。
「もう、初詣は、最期かな」。
---------------
自分がまだ小さかった頃から毎年、年始の行事としてほぼ欠かさず来ていた初詣。
私が結婚し、一緒にこなくなってからも、両親たちは、続けて欠かさずに来ていた。
私の妻や子供が私と別行動になったため、
珍しく、今年は私が一緒になり、姉はいないが、家族での初詣が復活した。
無理やり連れ出す必要もないだろうし、
第一、来年も私が一緒にいられるかわからない。
本当にこれが母にとって最後の初詣になるだろう。
ずっと続くものと思っていたものが、
少しずつ、確実に、減っていく。
周りが、無理だとやめさせるもの、、、
本人が、無理だと判断するもの、、、
できれば、少しでも新しいものもやらせてあげたい。