とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

おそろいの服

私が、今の職業を選んだきっかけにもなっている話しです。。。。



みなさんは、駅前や繁華街の街角で、「あしなが育英会」という団体が募金活動をしているのを、みたことがあるでしょうか?



あしなが育英会は、親を亡くして、学校に通えなくなった子供たちを、募金などによる資金援助を行って、学校に通えるようにしよう、という団体です。会の運営は、そのOG/OBがやっています。



私の知り合いは、この会にも申し込まず、中学卒業後に働く道を選んだのです。今では立派な社会人になり、人格者として多くの人たちに尊敬される存在になっています。



その人はむかし、自身が高校に進学しないことを決めたときの話しを、今は亡き母へあてた言葉、として聞かせてくれました。


父親を亡くして

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あれはたしか、中学2年の冬休み前のことだったっけな。



かあさん、ぼくに、「お金のことなんて気にしなくていいから、あなたは高校で、ちゃんと勉強しなさい」って、言ってきたっけ。



何の話しのときだったかは、覚えてないけど、ぼくが高校には行かないってことを、ふと言ったときだったと思う。



でもぼくは、ずっと前から、、、、中学に入った頃から、、、、



卒業する年になれば、もっといろんなところで働かせてもらえるって知った時からずっと、、、



働けるようになったら、できるだけすぐに働くって、、決めてたんだ。



、、、



、、、



できるだけ早く、かあさんを楽にさせてあげたかったし、、、かあさんと楽しく過ごしたかったし、、、



、、、



かあさん、あのとき、、、泣いてたんだよね、、、



昔、、、とうさんが亡くなって2,3年したころ、僕と妹をつれて3人で、めずらしく、スーパーの服売り場に買い物に行ったよね。



そこで、僕と妹に、おそろいの服を買ってくれたっけ。



まだ、とうさんがいたころ4人でおそろいの服とかを着てよく公園とかに出かけてたなぁ、、なんてことを思いだしてたんだよね。



妹と僕の服の会計をして、レジを離れて、少し歩いてたら、僕がさっき買った服と同じ柄の大人の服を見つけたんだよね。



それで、かあさんに、「ほら、この服!これで、3人おそろいになれるね」っていったら、



かあさんも「あ、ほんとだ!かあさんがこれきたら、昔みたいに、みんなでおそろいだね」って、嬉しそうに笑いながら、自分に合うサイズを選んで、手にとって、もう一度レジに向かったんだよね、、、



でも、、、



かあさん、レジにつく前に、、、



「やっぱり、かあさんには、これ似合わないわ、、、もうかあさん、おばちゃんだし、、、かわいくないし」とかって言って、服を戻して、帰り始めたんだよね。


それからなんか、手を引かれて、、、急に早足になっちゃったし、、、顔も見せないから、、、



「ねえ、どうしたの?似合わなくなんてないよ。また、おそろいの服着て公園に行こうよ」っていったら、、、



かあさん立ち止まって、、、顔を右手で覆って下向いて、、、「目にゴミがはいっちゃった、、、」



それで、少ししたら、うずくまっちゃったよね。



あの時は、なんだか分からなかったけど、、、かあさん、泣いてたんだよね。。。



ほんとは、あの服を買って、みんなで楽しくしたかったんだよね。。。

レジ行く前に値段を確認したんだね。高い服じゃないのに、ぼくたちの服だけで、一杯いっぱいだったんだね。今思えば、それほど毎日がギリギリだったんだんだね。


あの時のことを思い出すと、、、早くかあさんに楽しい思いをさせてあげたい、、って思ったんだ。


学校なんかに行くよりも、早く母さんの楽しい時間を取り戻したいんだ。



ぼくらには愚痴なんて、ぜんぜん言わなかったけど、、、、



逆に、ぼくは、かあさんによく、「なんでXXも買ってくれないの?」とか「なんでウチは、XXももってないの?」とか言って、困らせちゃってたよね。



僕が、働いて、早く楽にしてあげたいな、、、って決めてたんだ。



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そうして、この子は高校へは行かず、働く道を選んだのです。その後、優しい人柄などが多くの人から受け入れられ、立派な人に、、、たくさんの人が尊敬するような人になったのです。



この子の家も、おとうさんが亡くなるまでは、ごく普通の、というより普通より上といえるような、良い生活をしている家でした。



生命保険にも、ちゃんと入っていたのです。



ただ、その生命保険はしっかりとした計画の下にはいったものではなく、おそらくは多額の保険金も入ったはずなのですか、結局はうまく機能しなかったのです。



毎月毎月、一生懸命働いた中から、自分に万が一にことが起こったときにそなえ、保険料を払い続けていたのに、、、



こうしたことを知ったら、亡くなられたお父様も、どれほどつらい思いをされるでしょう。。。



毎月保険料を払っていたのに、、、、自分の子供を高校に行かせられなくなるなんて、、、



こうなることは、防げたはずです。この家の事情に合わせた保険になっていれば、しっかり計画して保険を組み立てていれば、、、



、、、



、、、


絶対にこんな家庭を増やしちゃいけない!!!


こうした子供を増やさないため、、、



そして今、自分は仕事を続けることで、こうした子供たちを少しでも減らしているんだ、、、、という思いで仕事をしています。



ちゃんと将来を設計すれば、それに合わせて保険をつくれば、なにも大金を投じなくても、少なくともお子様を高校に通わせることは普通に可能です。



いつの時点で、いくらが必要になるのか、、、それをしっかりと緻密に算出することが、保険に入るときに絶対に必要になるのです。


想定している将来に対して必要なお金を計算し、それに合わせた保険をつくれば、私立大学でも、医科大学でも、必要最低限の費用で通わせられるのです。本当の安心を感じてもらえるのです。



保険には、そうした力がある。。。わたしは、そう信じています。



ここまで、読んでいただいて、ありがとうございました。



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