とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

保険比較の悪徳サイトに気を付けて! | 新CURE vs. メディカルKit R

多くの人が将来の不安の先送りにしていて、やがて破たんを迎える。これを少しでも阻止したいehokenです。

保険の比較サイトは、非常に多くあります。グーグルで“保険比較”と検索すると2700万ページがヒットしました。自分も、保険を比較しているので、いろいろ見て、参考にしながら書いています。これでも一応、元記者なので、資料を使った取材はできる方だと思っています。

 

ちゃんと誠実に書いているところもありますが、中には大きな間違いをしているサイトもあります。保険比較は人気があるのでしょうか、ページ稼ぎのために、あきらかに保険についての素人っぽい人が書いているサイトも多くあります。

 

今日は、そのなかでも、ちょっとひどいんじゃないかなーと思ったサイトを目にしました。連絡先が掲載されていれば、連絡して間違えを教えてあげようと思ったのですが、連絡先は見つかりませんでした。

 

このブログを読んでくれている方に、こんなページがあるから、ネットの情報は注意してくださいね、という注意喚起の意味も含めて、そのサイトを取り上げます。サイトの作り自体は、とても立派で、amebloで作っている無料の本ブログなんかとは大違いです、見た目の信頼度は、とても高いです。しかし、そのような間違えサイト(正直、単なる間違えではなく、悪意があるように思えます)があるのは事実で、“世にある保険比較サイトなんて、そんなもんでしょ?”などと思われかねないと危機感を持ちました。そしてどうか、本ブログは、そうしたサイトとはまったく違うと分かっていただきたいです。

 

サイト名は「あらさあ医療保険」です。医療保険に的を絞って、各社の医療保険を紹介して、比較しているようです。また、代理店が書いているかのように見えます(推測ですが、代理店がライターに書かせていて、ほぼノーチェックで記事をアップしているのでしょう。チェックしていて、この内容だったら、特定の保険会社に悪意があるか、ほとんど素人同様の代理店なのだと思います)。

 

全ページを詳しくみていないので、断定的なことは書きませんが、4月18日の時点で以下のような内容が掲載されていました。

 

東京海上日動あんしん生命のメディカルKitRについて「C評価:保険としてはほぼ無意味!」。このサイトではA〜Cまでの3段階評価(C+というのがあるので、本来はもっと多段階かもしれません)で、10社の医療保険を比較しています。C評価は、メディカルKitRだけで、最低評価になっています。

 

どうしてその10種類の保険を取り上げているのかも、私が見た範囲では書かれていませんでした。そして、肝心のなぜ「保険としてほぼ無意味」なのか、という理由が、あえてORIXの新キュアと比較した表をのせて、劣っている部分ばかりだから、としています。しかしその比較が間違っている(というか、なぜ、この設計を比較したのか訳分からない)わけです。そして、当然なぜその項目を選んだかの理由も不明です。

 

以下が掲載されていた表

保険料は30才男性にしてあるようです。

 

メディカルKitRで、この設計にしている意味が分かりません。まず保険料の次の手術給付金について、メディカルKitRは手術給付金を増加させる特約があります。比較するなら、特約を付けるのが良いはず。すると当然、新CUREは10万円のところ、メディカルKitRは20万円になり、メディカルKitRに軍配が上がります。新CUREにはそうした特約はありません。

 

つぎに1入院の保障日数で、なぜか新キュアだけに三疾病入院延長特約を付けて、メディカルキットRにはつけていないのです。付けていないから優れていないのは当然(笑)。ちなみに、新CUREは七疾病の入院延長があり、メディカルKitRは三疾病までなので、最大値を比較しても新CUREが勝つはずなのに、なぜ中途半端な比較をしているのだろうか(謎)。

 

このブログの読者なら気づくでしょうが、メディカルKitRだけ先進医療特約を外してあります。外していれば、優れていないのは、これも当然(笑)。

 

ライターに書かせて、間違っていた原稿がそのまま通ってしまったのでしょうか?正直、悪意のようなものを感じます。あえて、メディカルKitRの特約を外して比較したようにみえます。

 

今、各社主力の医療保険で、先進医療特約が付けられないなんて、ありえないのは、代理店をされていれば常識でしょう。

 

このサイトのように付けられる特約をあえて外した状態で比較するとか、おかしなことをしないで、まったく間違えのない状態で比較しても、比較の項目さえ違えれば、以下の表を作ることができます(笑)。

 

  新CURE メディカルKitR
実質保険料 1582 0、
3019-(解約返戻金)/(解約までの月数)、3019(戻ってきた月以降)
解約返戻金 なし あり
支払った保険料 掛け捨て 指定した時期に戻ってくる
通院給付 がん がん、心疾患、高血圧疾患
手術給付金最大倍率 20倍 40倍
健康給付特則 なし あり
5疾病就業不能特約 なし あり

※実質保険料とは、それまでに払った保険料から戻ってきた保険料を差し引いて、月あたりに換算したもの。

 

これで、新CUREは、保険として無意味などと、わたしのブログでは書きません(笑)。新CUREについては、「ORIXの新CURE | 日額5000円の保障が月1330円〜(30才男性)」を読んでください。非常に素晴らしい保険です。

 

このブログを読んでいただいたなかに、「あらさあ医療保険」さんに連絡できる方がいらしたら連絡してあげてください。もしくは連絡先をメッセージください。「こんな比較では、素人でも、わざと悪くみえるようにしているのが分かりますよ」、、、じゃなくて、普通に「間違えた情報が掲載されていますよ」と。でも、なかには、メディカルキットRには、先進医療特約を付加できないと勘違いしてしまう人もいるかもしれません。

 

このサイトは、バレバレな間違いなのですが、巧妙に間違えているサイトもあるでしょう。上記で私が作った表のように、どちらかの保険に有利になる部分だけ比較するなど、巧妙に比較すれば、うまく騙されてしまうこともあるかもしれません。保険の比較をみるときは、大手のざっしなどであっても、慎重に、そして書いている人が本当に保険や金融の知識がある人なのか、注意しながら読んでほしいと思います。そして、このブログでは、比較をする場合には、恣意的な比較にならないよう、本当に公平に比較したいと考えています。

 

こんな比較をしてほしいとか、この商品をとりあげて欲しいとか、こんな保障はあるかとか、なんでも良いので、お気軽にメッセージください。