インフレ | $1=¥200になったら? | 円安&インフレ対策、どうするつもり?
(初出:2016-10-08 09:00:00)
今日は、スーツの背中にシワができるのが嫌で、座ってもせもたれに寄りかからなかったehokenです。でも、スーツの腰のあたりは、いつもよりよけいにシワがよってしまったようでした。
インフレ、、、、、これがどのような状態か、、、多くの人は知っていると思いますが、、、簡単に言うと、、、物とかサービスの値段が高くなることです。辞典や経済入門書には、そう書いてあります。
では、値段が上がるって、どういうこと?
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たとえば、以前は100円で買えたジュースが120円になった、、、150円になった、、、200円になった、、、ということです。
これ、、、、ジュースの価値が高まったから?
たとえば、ちょっと無理のある例ですが、、、最初の100円のジュースは、水に砂糖を入れただけ。その後、ジュースには、普通、高価な調味料が使われるようになって120円になった。次は、天然果汁を入れるようになった、、、さらに金箔をいれるようになった、、、、だから、、、ジュースは全般的に値上がりしてる。そんな事情なら、、、値上がりは仕方ないでしょう。
ジュースそのものが、世の中全体の成長に合わせて進化しているわけだから、それに見合う対価を支払うのは当然かもしれない。
これが、、、世の中の成長に合わせた自然なインフレ、、、、日本の高度成長期にあったようなインフレになるわけです。成長期前の平均的な住宅と、成長期中頃の“昭和住宅”などとの間には大きな進化があります。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、さまざまな物が新しく現れ、世の中の物価を押し上げていきました。
ところが、、、、だれかが、無理やりインフレを起こしたいとしたら、、、、どうするでしょう?
今、目の前に100円のジュースを買いに来た人がいます。そこで、ジュースを200円に値上げしたら、どうなるでしょう?買うのをやめるか、、、少なくとも、ためらうでしょう。
ためらわずに、ジュースを買わせるには、どうしたら良いと思いますか?
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簡単ですね、、、その人に100円あげれば良いわけです。世の中にあるお金の量を増やせば、、、ものの値段が上がっても、それ以前と同じ経済状況を保てるわけです(お金の価値は下がります)。
では、世の中のお金の量を増やすには、どうすればいいか?
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造幣局で、じゃんじゃんお金を刷れば良い。。。
でも、、、刷っても、刷っても、、、もらってくれる人がいなければ、、、流通しない。
「あ、、、ひらめいた!、、、たくさん刷って、ここに置いたお金を、、、誰かが持っていってくれたら、、、さらに、その人に、お礼として少しあげるよ、、、とかすれば、、、お金を持っていってくれるんじゃないかな・・・・・・」
ってことで、、、お金を借りたら、、、追加でお金をあげる―――――すごく乱暴ですが、これがマイナス金利ということになります、、、、。
かなり乱暴な言い方、考え方ですが、これを、、現在の日本は、政府主導で、進めてきたわけです。世の中にお金がじゃぶじゃぶ余るようにして、インフレになるように向けているわけです。世の中全体が進化してるわけではないので、、、単純に貨幣の価値が下がっていくわけです。
100円のジュースが、200円になってしまったりするわけです。でも、、おそらく、、賃金とかは、それほど変わりません。さらに、銀行とかに預けた預金は、半分とかの価値になります。
じゃあ、、、どうすりゃいいの?
どうやって、、、これから起こるインフレに対策すればいいの?国民総貧乏時代に突入?
まあ、富裕層は、そうなっても、大丈夫な仕組みがあったりするのですが。。。
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どうすればいいか、、、、答えは簡単です。ひとつの方法としては、日本円を見限ればいいのです。他の通貨を持てば良いのです。
ジュースは100円から200円に値上がりしますが、ジュースそのものの価値が高まってるわけではありません。100円のジュースは、最近の為替レートだとだいたい$1で買えるでしょう。その後、値上がりして200円になっても、価値が高まってるわけじゃないので、そのジュースは$1のままで買えるでしょう。
すごく乱暴な論理ですが、これからインフレになると分かっているならば、政府主導でインフレに向けようとしてるのを知っているなら、少しでもその通貨の保有を減らして、安定的な通貨に替えていくのが最良の防衛策のひとつです。
普段使っている通貨だから、、、、値上がりしたら仕方がない、、、、というのではなく、、、ものを買うとき売るときに、その通貨を使うのは仕方ないけど、、、保有している多くの部分を安定的な通貨に替えるのは、自己防衛のために重要なのかと思います。
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