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生命保険と損害保険 | 保険の基本

今日はご一家で、生命保険と損害保険のご契約をいただいたehokenです。7年ほど前に入った保険の見直しでした。保険は大きく進化するものと改めて感じました。また、同時に住宅ローンのご相談もあり、返済額を月に3,000円も安くすることができそうです。

 

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生命保険と損害保険

同じ”保険”ではありますが、文化の違いのようなものが多くあります。違いを説明する前に、生命保険と損害保険にどのようなものがあるか、確認しておきます。

 

生命保険は、まず人に関するものになります。その名の通り、生命対する保険。つまり亡くなったときに保険金を受け取れるもの。そして、対象となる人が特定の病気になったときや入院したときに給付金を受け取れるもの。これは「医療保険」と言われます。またお金を積み立てて、将来年金として受け取るもの。これは「年金保険」です。

 

最近では、働けなくなったら給付金がもらえる就労不能保険も流行っています。介護状態になった場合の保険や、特定の年齢まで生きていたら保険金が受け取れるものなどがあります。いろいろな保険がありますが、基本は対象となる人の特定の状態についてお金がもらえるものになります。

 

これに対して損害保険は、さまざまな損害に対して保険金をうけとれるものです。こちらもいろいろありますが、主なものとしては家屋に対して掛ける火災保険、自動車に対して掛ける自動車保険があります。また、他人の物を壊してしまったりケガをさせてしまったり、誰かに損害を与えてしまったときにこれを補う賠償責任保険、海外旅行時の盗難や医療費を補う保険や、ゴルフをプレーしたときの損害を補う保険などが広く知られています。

 

ちなみに損害保険にも医療保険はあります。ただし、生命保険のとは違い、支払った医療費に対して補填するものです。また、医療機関への交通費や、治療に付帯する費用を補填するものもあったりします。

 

生命保険は入れば入るほど受け取りも大きいが、損害保険は実損填補という考え方

一般的に生命保険は、入った分だけもらえる金額が大きくなります。たとえば1000万円の生命保険と2000万円では、単純にその金額だけ受け取れます。医療保険でいえば、1日5000円受け取れるものは5000円×日数、1日1万円のものは1万円×日数を受け取れます。当然と思われますが、損害保険ではこうはいかないのです。

 

損害保険は、発生した損害に対する保険です。このため、実損填補(じっそんてんぽ)という考え方が一般的です。つまり入っている額と受け取る額は比例しません。また、同じ種類の複数の保険に入っていても、もらえる額がそれだけ大きくなるというわけにはいきません。

 

そんなこといっても、火災保険は掛金を設定するもの。掛金はどんな意味があるの?と言われそうです。これは掛金ではなくて、その家屋などの評価額を設定しています。そして補填する上限額ということになります。たとえば火災保険で2000万円を掛けていた場合、災害で家が半壊したら、2000万円の価値の家が半壊したとして1000万円受け取れるといった具合になります。また、家財保険では、損害を受けた家財がどの程度あるかによって受け取れる額が決まります。

 

また、たとえば2000万円の自動車保険と1000万円の自動車保険に入っていた場合、2500万円の損害に対して、二つの保険から合わせて2500万円を受け取れます。800万円の損害の場合も、二つの保険を合わせて、損害額以上はもらえません。損をした額を補填するということになるのです。

 

開始時刻などにも違いがある

生命保険と損害保険の違いはほかにもいろいろあります。ときどき注意しているのが開始時刻です。一般的に特に指定がなければ、生命保険は0時から保険が開始され、損害保険は午後4時からになります。

 

なぜ、午後4時などと中途半端な時間なのかというと、一説には損害保険会社の営業時間の影響と言われています。午後4時で営業が終わるので、それに合わせて保険も終わるようにしていたため、と言われています。

 

このため、夕方に納車されるとして自動車保険を申し込んでいたのが、予定より早く車を取りに行ってしまい、事故を起こしてしまった、という場合は保険を使うことができなくなってしまう可能性もあるのです。

 

他にも違いがあり、たとえば担当者の役割です。生命保険の場合は、我々担当者はお客様と保険会社の仲介をするだけです。契約を締結することはできません。これに対して損害保険は、保険会社の代理としてお客様と契約を結ぶことになります。なので、損害保険を間違った内容で契約してしまうと、それが正式な契約として締結されてしまうのです。

 

保険は知れば知るほど、深い世界が広がっています。今ご自身が加入している保険にも、まだまだ知らない秘密があるかもしれません。少し詳しくしりたいと思ったらお気兼ねなくお問合せください

 

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