とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

暴力団と保険とお金

今日は、ご契約の事務処理も含めてですが、一人の方と4時間ほどお話しをしていたehokenです。保険は受け取るときのことを考えて入るのが大事です。

 

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tekiya

反社会的勢力に対する保険会社の取り組み

なにやら物騒なタイトルですが、世の中的に、反社会的勢力を締め出す動きは年々強くなっています。かつて、大手家電メーカーと反社会的勢力とのつながりが明らかになって、役員が退職したニュースがありました。また、大きな視聴率を稼ぎだしていたTVでの格闘技番組が突然の放映中止になったということもありました。

 

反社会的勢力に対する締め出しは、上記のニュースがあった頃から強まり、今では当然のように、付き合うことができい(取り引きできない)という状況になっています。保険会社も当然、例外ではありません。

 

一般的に、保険会社が反社会的勢力に対してどのような対応をとるかというと、まず契約ができません。また、すでに契約している場合は、契約解除されてしまいます。

 

当然、反社会的勢力の法人については契約できませんが、構成員が個人として契約しようとしても、はじかれてしまいます。詳しいことは知りませんが、警察や公安に名簿があるようで、契約しようとしても、ばれてしまうようです。

 

構成員本人や配偶者はもちろんなのですが、親や子などでも申し込みができないらしいです。何親等まで申し込めないか、どの程度の親密度だと契約できないか、については各保険会社で違うようです。

 

個人情報保護と反社会的勢力対策のはざま

とはいっても、最近は個人情報保護に対する対応が求められているため、お会いするすべての人を、お会いする前から反社会的勢力やその親族・関係者かどうか判断することができません。保険などにお申込みいただいた後で、調査してから、判明するのです。

 

つまり、多くの場合、お申込み後に、お金も徴収して、申し込みができないことを伝えなくてはならないのです。また、こうした場合でも、お断りする理由は詳細には教えてもらえないことが多いです。「あなたの身内に暴力団関係者がいるでしょ?」などとは言えないのです(言えたとしても、恐ろしくて言いたくありませんが)。

 

おそらく、そのような理由で、お申し込みが断られるというケースは、以前のオフィス内で、何度か起こっていました。しかし、恐ろしいのは、すでに契約している保険があり、途中で反社会勢力だと判明した場合や、契約者などが契約途中で反社会勢力に加わってしまった場合です。

 

契約解除になった場合の解約返戻金

契約者などが暴力団だと分かった場合、多くの保険会社ではその契約を解除します。「契約解除」となるのです。契約解除というのは、保険業界の経験者でも、あまり耳にしないかもしれず、滅多にないですし、自分の契約が解除になったとしたら、相当良くないことです。

 

契約解除は、契約者の意思で解約するのとは違います。もちろん、契約者側の都合(亡くなるなど)で、契約が消滅するのとも違います。保険会社側が一方的に契約を打ち切るのです。

 

契約解除になると、これまでの契約が、まったくの無になります。掛け捨ての医療保険などがなくなるのは仕方ないかもしれませんが、積み立て系の保険であっても、まったく消滅してしまいます。

 

契約してから病気にかかり、新しい保険に入れなくなっていても、契約はなくなります。さらに悪いことに、すでに積み立ててたまっていたお金があったとしても、すべて没収されてしまいます。保険がなくなったのに、積み立てて戻ってくるはずのお金はもらえないのです。

 

暴力団と殴り込み

おそらく普通の人でも、自分の保険が勝手に解除になり、積み立てていたお金が没収されてしまったら、怒り心頭でしょう。暴力団関係者なら、その怒りは想像したくないほどに大きいと想像できます。

 

当然、保険会社に乗り込んでくる、殴り込みにくることが発生したりするのです。そしてこれも当然ですが、乗り込んできそうな時期に、保険会社が警戒して、体勢を整えるようにするのです。

 

そして、これは謎ですが、保険会社側は乗り込んで来る時期を予測しています(かつて私がいた保険会社の場合)。そして朝礼などで、「〇〇日から〇〇日まで、反社会的勢力が乗り込んでくる可能性があります。その場合、・・・・・・・と対処してください」といった通達が発せられるのです。もちろん、普段はいないような人たちが、オフィス内の対策用の部屋などにいたりするわけです。

 

いつのまにか反社会的勢力になってしまう可能性

逆に、いつのまにかご自身が反社会的勢力になってしまう可能性もあったりします。ここからはフェイクが入っていると思って読んでください。

 

反社会勢力の構成員もしくは関係者かどうか、本人が暴力団関係者でなくても、近しい関係であれば、保険会社は構成員として判断します。その判断基準は、かなり深いところにあり、明確に分かる人は多くないです。

 

たとえば、契約者本人は、普通の真面目なサラリーマンで、奥様も普通に育った人だったとします。奥様の弟さんが、焼き鳥屋さんをしていて、お祭りで出店をだしていたとします。何度かお店を出していると、組に誘われて、組にお金を入れるようになったとします。

 

ある程度の段階で、その弟さんが、組の中で認められるようになると、組にちゃんと入るかどうか、迫られたり、入ることのメリットが大きかったりという状況になります。もしくは、関係が強まった状況で、警察に構成員として判断されてしまいます。

 

すると、自分の知らないところで、奥様の弟さんが警察に目を付けられたということだけで、すでに契約した保険が解除ということになってしまうことがありえるのです。子供の学資の積み立てをしていたのが、すべて取り上げられてしまうのです。怒って当然ともいえるケースかもしれません。

 

オフィスに暴力団が乗り込んでくるかも、、、、と言われたときは、、、本当に、ピリピリ、、、ドキドキしたものです。ただ幸いなことに、実際に乗り込んできたところに遭遇したことはありません。そして、加入をお断りしに、謝りに行ったこともありません。今後も、そういうことを経験しないで済むようにしたいです。

 

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