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何才で保険に入るのがお得なの? | 年齢による医療保険の保険料の違い④(最終回)

今日も駅でおそばを食べたehokenです。2日連続です。やはり、おそばを一口食べた後、かき揚げを半分近く食べてしまいました。

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保険に入るとき、年齢が上がってしまうと、いったいどのくらい損なのか?もしくは、少し待った方が得なのか?さらには、その保険を一生続けるとすると生涯でどの程度の金額を払うことになるのか。ここまで、保険料と加入年齢の関係を調べてグラフ化してみました。

 



たくさんサービスを受けたほうが安くなる珍しい商品

実は前回、一番大事なことを書き忘れていました。前回は生涯払う保険料の総額を50才までの年齢で比較しました。さらっと、3才とか5才が一番少ないです。その後は順調に右肩上がりで高くなりますとか書いてますが、よく考えると、これっておかしくないですか?

 

たとえば、3才で保険に入ると、保障期間は80年程度あるわけです。50才で保険に入ると30年程度しかないわけです。3才の方が2倍以上3倍近く長いわけです。保障が長く受けられる方が、支払うべき金額も大きくなるのが普通じゃないですか?

 

タクシー運賃も、ホテルに連泊する場合でも、学習塾の授業料も、普通は長く使えば使うだけ、サービスを受け続ければその分高くなっていくはずです。ところが保険の保障というサービスについては、1年早く始めて長く保障を受ける方が安くなるわけです。ちょっと不思議な感じになりませんか。ほかに、このようなサービスや商品はあるでしょうか。このことを書き忘れていました。

 

さて、ここまでのまとめ。新しいポイントを加えると以下のようになります。

  • 月々の保険料は、若いうちは女性の方が高く、年齢が進むと男性の方が高くなる

  • 月々の保険料の上昇率は年を取るととても大きくなる

  • 保険料の年齢ごとの上昇率は3~6%

  • 生涯支払う保険料の総額も年齢によって増えていく(若い方が少ない)

  • 生涯保険料総額の年齢ごとの上昇は女性の方がおだやか

 

今回も題材として取り上げているのは医療保険で、保障内容については上記ののブログを参照してください。

生涯保険料総額にはピークがある

さて今回は、一生涯でどの程度保険料を払うことになるかといったことを調べたもので、50才以降の部分をみてみたいと思います。

 

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ここまでのブログでは見たことのない形のグラフになっています。また、49才までは女性が男性より高かったのに、50才で逆転しています。

 

パッと見で分かりますが、男性の方には明らかなピークがあります。まるで放物線のような綺麗な山形になっています。ちなみにピークは65才で、約250万円です。女性の方も65才から、ほぼ横ばいになり、70後半からは右肩下がりになっています。

 

当然、平均余命が短くなるので、「生涯に渡って」といっても、その年数は長くないのです。月々の保険料が増加する割合よりも、余命が短くなっていく割合の方が大きいわけです。

 

月々の保険料は1才違うと3~6%上がると書きましたが、たとえば男性の79才の平均余命と80才の平均余命を比べると7%以上短くなっているのです。女性の場合は、平均余命が短くなる割合と、保険料の上昇率が均衡するため、ほぼ横ばいのグラフができるのです。

 

健康な人は保険料が安い

もう一つ、これは私の推測ですが、年齢が進むと生涯支払う保険料総額が安くなる理由があります。それは、健康な人は保険料が安いということです。「ん?なんのこと?」と思うかもしれません。

 

最近では”リスク細分型”といって、タバコを吸うかどうかや、健康診断の数値が優れているかどうかなどによって、健康であればあるほど安くなる保険が増えてきました。この医療保険でも、その原理が働いているとも考えられます。

 

医療保険に入るには健康でなくてはなりません。つまり、その年まで健康でいられたということは、これからも健康でいられる可能性が高いので、それを勘案して保険料の上げ幅を緩くしているようにも思えます。

 

実際わたしのお客様でもある程度の年齢以降、医療保険の給付請求が圧倒的に多くなります。そうなってしまってからでは入れない可能性は高いです。今回の医療保険は健康な方向けのもので、引き受けが緩い保険は別商品になります。つまり、保険に入れるということは、その年まで健康でい続けた、とても健康な体であることを証明しているわけです。

 

65才以降、70代以降で、健康な方向けの医療保険をご案内できたケースは実際あまり多くありません。そうした意味でも、若いうちに入っておくことは大事なのだな、と思いました。これまでお客様に言っていたことが間違えていなくて安心しました。

 

ちなみに、女性が横ばいで、男性が急降下して、再度クロスして女性が高くなっているところの年齢は76才で、約240万円です。今回取り上げた医療保険は85才まで加入できますが、それ以降は引き受けられません。85才でも入れる医療保険は業界最高レベルです。ただ、個人的興味として、それ以降もグラフがどうなるのが調べてみたくなりました。

 

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