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何才で保険に入るのがお得なの? | 年齢による医療保険の保険料の違い②

今日もアメリカのTVドラマをみていたehokenです。主人公にいろいろあって、お酒をたっぷり飲んでいたので、つられて(?)自分も飲みすぎてしまいそうになりました(笑)。

 

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さて、今回は前回の続きで医療保険の保険料が年齢ごとにどのように変わるかを説明します。前回は50才以下の部分だったので、今回は50才以上のところにふれます。ちなみに、題材としている医療保険は、なんと85才まで入ることができます。

 

fuyasu.hateblo.jp

 

85才まで入れる医療保険。通院・入院一時金・保険料支払免除も付加可。

健康な人向けの医療保険で85才まで入れるものはめずらしいです(これだけで、どの医療保険を題材にしているか、分かってしまうかもしれません)。保険料を見積もりした保障内容は、入院日額5,000円・入院手術5万円(重大手術20万円)/外来手術2万5,000円・通院5,000円・入院一時金3万円・三疾病入院無制限(その他の疾病365日限度)・先進医療保障、これらの内容で三疾病で特定状態になると保険料の支払いは免除されます。かなり一般的な内容です。

 

自分の場合、三疾病で入院無制限になる特約は、年齢にかかわらずつけていますが、入院一時金や三疾病での保険料免除は、ある程度の年齢の場合、お客様に意思を確認してつけたり、つけなかったりしています。また、通院の保障についても、少し割高かもしれないことを説明して、それでもあった方が安心と答えるお客様だけに追加しています。

 

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年齢が進むと、保険料は急激に上がる

グラフは前回と同じく、横軸が年齢、縦軸が保険料になっています。何か気づくことはありますか?前回のグラフは50年間、今回のグラフは35年間。横軸の幅が違うのですが、注目は縦軸です。

 

50才までのグラフは約1,500円から6,000円にグラフが収まっていました。最安と最高の差は4,500円です。しかし今回のグラフ、最安が5,000円以上で、最も高いのは3万円超えです。差は約2万5,000円になります。

 

つまり、年齢が進むと、決まった額があがるというよりも、ある程度決まった割合で増額していくと考えられるのです。ためしに、対数グラフを作りました。縦軸が保険料で、対数目盛にしてあります。

 

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右肩上がりの直線になっています。また、傾き(年齢が進むにつれての保険料上昇の割合)もほぼ一定になっています。10代、20代までの若いうちは1~2%、30代以降は3~5%でした。80代では6%の部分もありました。

 

30代以降は、年齢が進むと4%程度保険料が上がる

これも実はほぼすべての保険会社の医療保険に当てはまりますが、年齢が進むと、高齢の場合ほど、保険料の上昇額も、上昇幅も大きく変わります。逆に、20代などは、さほど変わりません。といっても、支払う年月は、若い人の方が圧倒的に長いので、差が小さくても意識しなくてはならないのですが。

 

たとえば、お子様の医療保険を考えているなら、お子様の誕生日前かどうか、過ぎてしまっても保険料はさほどあがりませんが、ある程度高齢の方は、誕生日前か後かで、保険料は大きく変わってしまうということです。

 

今回、月々の保険料について、説明しました。でも、たとえば若い人は、保険料をこれから支払う期間は長いです。高齢の方は、大変失礼なことですが、若い人ほど長く支払う可能性は少ないといえます。

 

つまり、若い人は月々の保険料の差が小さくても、生涯支払う保険料は大きくなります。高齢者は、月々の保険料が高くても、そんなに長く払うことはないかもしれません。次回以降で、政府が発表している生命表の、平均余命を使って、生涯払う保険料の総額をグラフ化しようと思います。

 

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