とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

本を出すと有名になって印税がっぽり

今日は家系のラーメンを食べたehokenです。レンゲの中にミニラーメンを作って食べてます。それぞれのレンゲごとに、豆板醤を入れたり、ニンニクを入れたり、ミックスしたり、量を変えたりで、、、味変してたくさんの種類のラーメンを食べるのが好きです。

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有名ブロガー殺人事件

自著は憧れ?

本を執筆したことはありますか?ご自身の著書はありますか?本を出したいと思ったりしますか?

 

先日ブログを読んでいて、「書籍化を目標にブログがんばる」と書いてる人をみました。今でも書籍化にあこがれている?人がいるのだろうかとても不思議に思いました。

 

私が子供のころはパソコンが一般的でないどころか、普通の家にはワープロさえありませんでした。私が初めて触ったワープロは確か高校生のころで、東芝のルポというもの。12万円くらいした記憶があります。小説家を目指してたりしました(笑)。モノクロ液晶に5行くらいしか表示されません。

 

やがてパソコンも一般的になり、自分の書いたものが活字になることの憧れなどを感じる人はいなくなったでしょう。さらに、パソコン通信や、ホームページ、ブログなどを普通の人が作れるようになり、他人に自分の文章を見てもらうことは簡単になりました。

 

本を出すと有名になる?

今でも本を出すと有名になれると思う人はいるようです。おそらく上記の「書籍化を目指す」人は、本を出せば有名人になれると思ったのだと思います。書籍を出すと有名人になれると思いますか?

 

本の出版で有名になれないと言い切れませんが、ブログを書いているのであれば、その読者を増やした方が有名になれると思います。

 

すでにもう20年近く前ですが、ときどき出版の相談をされることがありました。中にはすでにブログなどで有名な人もいました。1日に数千のアクセスがあり、読者も1万人は超えている人でした。自分もその人をブログを見て知り、取材を申し込んだのです。

 

普段は普通のサラリーマンで、投資についての分析で有名な人でした。本を出したい理由は、自分のことを多くの人に知ってもらいたいとのことでした。本を作る側にいた私は、そうした想いにすでに、とても違和感を感じていました。

 

すでに何万人もの人が知っているなら、本を出してもさらに有名になることなどありえない。逆に、そのブログを使って仲間たちに宣伝してもらって、本を売ってくれるならうれしいけど、同じ努力でブログの知名度を上げれば、そっちの方が読者は増えるだろう。

 

そのころすでに私は数冊の自著がありましたがまったく無名です。書籍に、中には大きめに私の名前が出てるものもありました。また、それ以前は出版社で記者をして、多いときは8万部になる定期刊行物に、記名記事を毎月書いていました。この定期刊行物は、契約者に直送するもので、8万部は刷った冊数ではなく、きちんと読者の手に届いた冊数になります。

 

本屋さんに自分の名前が並ぶのを恥ずかしいとか思ったのは最初だけでした。署名記事が配送されて、誰かから手紙が届くなんて考えたのも最初だけでした(その後クレームは届いたことがあります)。

 

せまい分野の出版物だったため、取材などに行き「あの記事読みましたよ」とか言われたこともありましたが、2年に一度くらいでした。

 

書籍とかの8万部という数字がピンとこないかもしれませんが、普通の本だとすごい多いです。今はもっと少ないでしょうが、私が一応プロのライターとして出版した本は初版は1万部くらいです。これだと、地方都市の大型書店に並ぶかどうかです。

 

定期刊行物の別冊というかたちをとっても2万~3万部でした。本の性質にもよりますが、1度コンビニで見かけたことがありますが、小さな本屋さんには並びません。

 

書店で本のタイトルをはじから見る人も少ないでしょうし、ましてや著者の名前など見ません。さらに、それを覚えている人などいないでしょう。読者の手元に届く本を書いても誰も覚えず有名にはならないです。ブログがあり、すでに数千の、その人目当ての読者がいるなら、その方がすでに有名なわけです。

 

たとえば、電車男とかハリーポッターは、本が出たから有名になったのではなくて、有名になる理由があったから、有名になったのでしょう。マーケティングがうまかったとか、有名な人がツイッターでつぶやいたとか。

 

ブロガーは有名人という意識が薄い?

有名なユーチューバーはたくさんいます。おそらく平均的な芸能人よりも有名なユーチューバーはごろごろいるでしょう。プロダクションに所属している人もいるので、ただのタレントという方が良いのかもしれません。個人的な感覚ですが、有名なユーチューバーで事務所に所属していない人はすでに少数派になってきたような気がします。

 

これに対して、ブロガーにも有名な人は多くいますが、事務所で管理されている人はあまりいない気がします。ユーチューバーでは一般的になってきていますが、いわゆる給料制のプロのブロガーはいないような気がします。なんだか、アフィリエイターとか有料メルマガライターをプロのブロガーと呼んでいるような気がしますが、少し違う気がする。

 

それでも知名度はとても高いです。しかもユーチューブと違ってブログには歴史があります。長い間、有名なブロガーでい続けている人は、世代を超えた知名度があります。それでも、なんとなく、本人たちに、自分がとても有名だという感覚が薄いように感じます。顔とか本名とかを出していないせいなのでしょうか。

 

ブロガーにも有名税

今年の中頃とても有名なブロガーが刺殺されました。セミナー開催後のことです。実社会ではセキュリティ関連の仕事や、セキュリティサイトの編集長などをされていた方です。危機管理ができていなかったわけではないでしょう。危機管理をアドバイスする側の人でした。ずっとブログと実社会とを切り離して活動されていたのを、方針を少し変えて行こうとしていた矢先だったらしいです。

 

現実の自分が有名になると、残念な部分でもありますが、発言が丸くなったりするものです。特に政治家などは、誰の気にも障らないように、細心の注意を払って発言したりします。ネットタレントやユーチューバーは、事務所側のチェックが厳しく入ったりします。無名な頃はヘイトスピーチに近かったのが、やんわりとした発言に変わったりします。

 

有名になるということは、自分を嫌いになる可能性のある人の目にも触れるということ。攻撃的な人の目にも触れるということ。誰が見ているか分からないということ。現実の自分が実社会で狙われるということ。

 

本など出さなくてもブログでも、知らない人に狙われるほど有名になれること。逆に本を出しても、まったく知名度は上がらないこと。ブロガーでも有名になったら、それなりに発言などを管理すべきということ。そんなことを、件の殺人事件を思い出しながらぼんやり考えました。現実とブログを切り離したままだったら・・・とか考えてしまいます。

 

(おまけ)本を出して儲ける?

普通の人は儲かりません。特に今は出版社自体がどこも厳しい状況だと思います。本を出すのは稼ぎたいから、印税をがっぽりもらいたいとか、そういう思いもあるかもしれません。とりあえず日本じゃ無理だと思います。やったことないし、具体的なことは知りませんが、無責任なアドバイスとしては、英語で書いてアメリカで出せばいいんじゃない?(笑)

 

もともと有名な芸能人とかで、数十万部を望めるなら可能かもしれませんが、これから有名になって、、、という人はとても難しいです。逆に、社長さんとかが自分史みたいなものを作りたいとか、顧問投資家が宣伝用とかに、自身の投資手法をまとめたいとかの場合、何千部は著者買取とか、印刷費用の〇〇%負担とか費用がかかります。

 

さらに、ちょっとタブーな部分ですが、プロのライターと素人や新人ライターさんでは印税のパーセントが異なります。倍以上違います(私がライターをしてた頃)。初版の部数も今は少ないでしょうし、書籍だけで儲けるのは至難の技。

 

少し具体的に言うと、自分の初めての書籍は初版で確か1万部だった気がします。それを約1年くらい、重版を何度かかけて1万5000~6000部くらいになったと思います。初版のときに少しまとまったお金が入り、今はあまりないと思いますが、プロのライター向けにはインセンティブが少しだけ上乗せされました。

 

書籍は定価1冊2,000円くらいでした。これに印税の割合を掛けて、初回の報酬がもらえます。300ページくらいだったかの本で、大卒初任給の2倍程度でした。A4の広告原稿20ページ分くらいだったと思います。取材から執筆、校正して脱稿するまで3~4カ月かかってました。

 

定期刊行物の別冊の場合、部数はもう少し多く望めます。初版で2万部以上のものもやりました。それだと一般的に印税の率が悪くなるので、報酬はさほど変わらないか、逆に少なかったりします。重版はありません。

 

書籍は、プロとしてやっていくには、それだけではとても厳しい報酬です。経費もかかるので実際には無理です。重版があっても10万円もいかなかった気がします。なので、書籍の仕事は、「こんな本を書いてるので、こちらにも書かせてくれませんか?」という宣伝用として割り切って受けてました。

 

結論

なので、、、、、

書籍化したい理由

・有名になりたい

→有名にならない、、、もしくはすでに、あなたのブログの方が有名

 

・印税がっぽり

→ほとんど無理、、、印税がっぽりは、ツイッターがバズってアメリカの有名人があなたを話題にするくらい不可能

 

今回は保険とまったく関係なく、私の過去の話しでした。読んでたブログの著者が刺殺されたのと、書籍化したいからブログがんばるという発言を見て、なんとなく思ったことを書いてみました。ここまで、読んでくれてありがとうございました。ついでに下も読んで、私にお問合せのメッセージをください。

 

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