とっても素敵なほけんの話

ほけんにはとっても不思議なチカラがあります

介護する方は監督責任に注意? | 日常生活賠償保険

ゴロゴロとおいも感の強いコロッケを食べたくなり、レンチンしたジャガイモをあまり崩さずに、ひき肉・玉ねぎと混ぜて自分で作ってみたehokenです。分量が適当だったので、コロッケというより、おいもの入ったメンチカツになった感じですが、おいしかったです。ちなみにS&Bのソースをかけました。

 

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ちなみにこれは私がつくったものではないです。

 

電車に飛び込み400万円賠償

今日は損害保険会社の人と話しをしていて、優しい人ほど損する可能性が高いのか?と疑問に思ったことがありました。

 

電車移動していると、”人身事故”や”列車がお客様と接触して”というアナウンスを耳にすることがあるかと思います。それにより鉄道会社が損害を被ると、本人/遺族などに対して賠償請求することがあります。

 

一般に死亡事故で鉄道会社は100万~400万程度の損害が発生し、100万円程度をご遺族に請求するようです。もちろんもっと高額になる場合もあります。

 

親思い・配偶者思いの人ほど損をする

亡くなったのが責任能力のある成人なら、相続人などに賠償請求されることになります。しかし責任能力のない子供の場合、普通は親が賠償責任を負うことになります。痴呆の老人はどうでしょうか?

 

覚えているかもいるかもしれませんが、平成19年12月7日、愛知県大府市で徘徊症状のある91才の男性が列車にはねられ、JR西日本は同居の介護者に720万円の損害賠償請求をした事件がありました。1審・2審では監督責任あるとして遺族に支払いが命じられました。しかし、最高裁まで争われたこの裁判、最終的には介護への関与が低いということでJR西日本の敗訴。支払い義務がなくなりました。

 

ほかにも、痴呆の老人が起こした損害で、介護者が責任を負う事故は多く発生しています。その場合に、争点の一つになるのは介護への関与度なのだそうです。優しくて常に介護していると監督責任が大きいとして賠償を命じられてしまうのです。

 

私も痴呆の親を看ていたことがあります。徘徊癖があり、家に帰ってきて、鍵が開いていたり、ドアが少し開いていると、まずその時点で冷たい嫌な汗が出ます。家に入って姿が見えないと、一気に血の気が引いて、頭が真っ白になりました。近所の方に連れ帰ってもらっていたこともありました。連れ帰る途中で、クルマを汚してしまったこともありました。道端でうずくまっていたこともありました。しかし、どんなに工夫をしても、ドアやカギを開けたり、盲点となったところから出て行ったりするものでした。

 

地方自治体が痴呆老人の損害賠償を保障

子供が間違って他人にケガをさせた。家のお風呂が漏れて下の階に損害を与えた。これらを賠償するために個人賠償責任保険/日常生活賠償保険があります。火災保険のオプションでついていたり、自動車保険についていたりします(自動車保険についているものは、自動車関連しか保障しないものもあります)。

 

一般的なものは、電車を止めてしまって損害賠償請求された場合には対応していません。逆に、いくつかはこれに対応しています。火災保険や自動車保険を確認してみてください。

 

先の事件のあった愛知県大府市や神奈川県大和市、栃木県小山市、福岡県久留米市など、一部の地方自治体では、痴呆老人に対する日常生活賠償保険の保険料を(一部/全額)負担してくれるところも現れてきています。自分が介護している人が、徘徊して人や企業に迷惑をかけてしまうという心配をあるていどやわらげることができるでしょう。

 

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